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アリーシャ怖い

あれ?なんか知らんけど

ニアさんのテンションがやけに高いんだけど?


そして何故かフリーズしてるアリーシャさん



直人「あの、、アリーシャさん大丈夫?」


直人の言葉にハッとした表情となり、直人に視線を合わせるアリーシャの瞳には強い意志が宿っていた。


アリーシャ「ミカゼ様!アリーシャさんでは無く

   【アリーシャ】とお呼び下さい!」


直人「おぇぁ!?あ、はい、、えっと

   なら俺もナオトでお願いしま、」


アリーシャ「敬語も不要です!

         良いですね!!」


強い意志を宿した瞳で強い口調による言葉遣いの修正要請、、もはや命令である。


直人「あ、あぁ、、分かったよ、、なら

   アリーシャも様づけとか敬語とか

                要らな、」


アリーシャ•ニア

「「それは出来ません!!」」


何故かニアも同時に否定する。


直人「いや!なんでやねん!

   ってまた、エセ関西弁になったけど!

   それはどうでもいいわ!それより

   互いに良好な関係築く為の

   敬語無くしなんじゃないの!?」


アリーシャとニアは互いに数秒間見つめ合い

直人に向き直ると。


アリーシャ•ニア

「ちょっと何言ってるか分かりません」


直人「何でだよ!ええ!?常識が違うのか?

   いやでも、シュナとかメルとか

   そんな感じで敬語無くして友達感覚

   になったと思うんだけど、、」


ニア「ナオト様が仰ったシュナ様とは

   シュナイダー神様の事でしょうか?」


直人「ん?あぁ、そうだな、、

   そういや、そんな名前だったな

   シュナとしか呼んで無かったけどさ」


ニア「なるほど

   なら、そういう事です」


アリーシャ「そうだな

   ナオト様、そういう事ですよ」


何かを納得した2人は優しい微笑みでそう言った。



直人「いや!わかんねぇよ!

   え?何?立場とかそんな感じなの?」



アリーシャ「建前上はそれでも

   構わないのですが、、そうでは無いです

        ただ、、」


直人「ただ?何?どうしたの?」



アリーシャ「ナオト様に敬語で話したい

      それだけの事です。

      ダメですか?」


ニア「ダメですか?」



両手を腰の後ろで組んでやや姿勢を前方に傾け、上目遣いで問い掛けるアリーシャ

狙ってやってる訳ではなく

自然体でやってる感じが、、、ズルイ。

アリーシャは自然体だが、ニアは完全にアリーシャの真似ではあるが、ここでニアだけ非難する事は出来る筈もなく、それをも狙っているのなら

ニアはなかなかの曲者である


だから、結局。



直人「ダメじゃない、、よ、、」



くそぉ、、

胸が強調される姿勢で上目遣いだと!?

そんな事されたら許可出す以外の選択肢

無いじゃないか!!

ニアさんはあんまり破壊力無いけど、、



ニア「む?ナオト様何か言いました?」


直人に鋭い視線を向けながら問う


直人「あ、いや、何も言ってないよ?」



ガチャ


メル「こら〜!!

   いつまでそんなとこで

   楽しそうにしてるんだい!!

   ズルイ!あ、じゃ無くて、、

   時間無いんだからさっさと済ませて

   後で食事しながら談笑でも怪談でも

   すれば良いでしょ!

   あ、その時は呼んでね?

   んじゃ!急いでね〜」



バタン。



直人•ニア•アリーシャ「「「・・・・・」」」



直人「行こうか、、」


アリーシャ「はい、そうですね」


ニア「では、転移陣に乗って下さい」



メルに怒られ?何事もなかった様に移動し始めた3人は転移陣でニースの冒険者ギルド本部一階

大ホールに移動した。







シュン。







ギルドの転移陣に一瞬で移動し、

その姿を現した直後。


来たぞ!!と何者かの大声と同時に


パシャパシャパシャパシャパシャパシャパシャパシャパシャパシャパシャパシャパシャパシャ


目が眩む程の光と騒々しいシャッター音が直人達を出迎えた。


直人(なんじゃこりゃぁぁぁ!?!?)


あまりの衝撃的な光景に表情筋が固まり自然体であるが、内心では驚愕でお祭り騒ぎである。


直人が驚くのも仕方が無い。


メルが間違って訪れた時は、数十人程エルフ達やドリアード達がコチラを無言で眺めていたので、今回もそれより多少多いエルフやドリアード達が待ち構えてるもんだと思っていたが、吹き抜けのホール全体を埋め尽くすエルフ達の他、二階、三階からも柵越しに一階を見下ろしてるエルフ達、そして直人達を囲む様に展開された【カメラ】の数々、軽く20台〜30台のカメラが手持ちから固定まて直人達を捉えていた。


直人(カメラなのか?

   何人かカメラっぽい何かコッチを

   撮った後、何か画像でも確認してる

   っぽいし、カメラだと思うけど、、

   人の数も数百?数千?よく分からんけど

   なんなんだ?芸能人の記者会見かよ!)


カメラで直人を撮影してる者達の前には転移陣に近づき過ぎない様にガードマンの様に並ぶドリアードの女性達が直人の姿を確認するなり、僅かに微笑んでいたが、混乱してる直人は人の表情を気にする余裕も無くそれに気付いていない。



ニア「アリーシャ様」


小声でアリーシャに声をかける。


アリーシャ「あぁ、分かってる、、、」



すぅぅぅ、、



アリーシャ「喝!!!!!!」


ドンッッ!!


アリーシャが魔力を込めた声を発すると、アリーシャを中心に衝撃波がギルド全体に広がり、それまで騒いでいた者、カメラで撮影していた者、近づこうとしていた者達の体が硬直し、騒がしかったギルドが一瞬で静寂に包まれた。

    


直人「おぉ、、静かになった!

   凄いな!アリーシャ!

   カッコイイな!!」


目の前で行われたアリーシャの魔技を笑顔で絶賛する。


アリーシャ「あ、ありがとうございます、、

   その、ナオト様は何ともありませんか?」


少し心配そうにたずねる。


直人「ん?あぁ、少し」


アリーシャ「少し!?何か!?」


直人「少し気持ち良かったかな?

   何か程よく緊張感が和らいだよ!

   静かにするついでに俺にまで

   気を使ってるなんて優しいな!

   ありがとう!アリーシャ!」


そう言ってアリーシャに笑顔を向ける


アリーシャ「は、はひ、、」


顔を真っ赤になるのを必死で抑え、喜びを爆発させない様に我慢しつつ何とか返事するが、長い耳が忙しなくパタパタしてる。


ニア(イヤイヤ、そんな器用な事してないし

   ってか、むしろナオト様が1番ダメージ

   多い筈なのに、少し気持ちいいとか

   流石と言うか、呆れると言うか、、)



カツカツカツ。


今だ直人達以外は硬直している中

人垣の中から1人の女性が歩いてくる。


??「相変わらず、直ぐ無茶しますね」



直人「ん?あなたは、、」


アリーシャ「ナオト様の迷惑も

   顧みず騒いでる輩には丁度良いだ!

   それよりコレはなんなんだ?

   【リアリナ】なら話が早い説明してくれ」


リアリナ「はいはい、少し待ってね

   【ナオト様】この度は、御足労頂き

    ありがとうございます」


アリーシャの質問を軽く躱し、直人に向かって、深々と頭を下げながらお礼を言うのは

ドリアード族の族長リアリナである。

    

直人「あ、リアリナ【さん】【昨日ぶりです】」


相変わらずセクシーだなぁと思いながらにこやかに挨拶するが


リアリナ「ナオト様!」


ずいっとアリーシャとニアを左右に押し除けて直人に迫る


アリーシャ「ちょっ!?リアリナ!?」


ニア「リアリナ様!?」


直人「わわっ!?何ですか!?」


リアリナ「それです!!」


直人「それ!?ってどれ!?」


リアリナはアリーシャ程では無いが、それでも十分な破壊力のある巨乳を直人の鳩尾辺りに押し付けながら、形の良い眉をハの字にして怒りを隠そうともしないで直人を見上げる。


直人「ちょ!ちょっと待って!

    急にどうしたんですか!?あた、

     当たってますから!」


両手を上げて、体ををのけ反らせながら豹変したリアリナをどうにかなだめようと必死になるが、お腹は幸せである。ついでに顔もニヤける。



リアリナ「敬語です!

   不要と言ったではありませんか!

   それに!ニアが認めた御仁とあらば

   尚更です!さあ!

   今すぐ私達ドリアード族に敬語を

   使う事はおやめ下さい!」


ぐい!むにゅ、ぐい!むにゅ、



直人「あひぃ、あ、そんな!?くっ!?

  こんな公衆の面前では流石にヤバイって」


アリーシャ「リアリナ!

   お前ナニやってんだ!?」


ニア「リアリナ様大胆ですねぇ」


そんなハーレム状態の直人達に



??「貴様ら!!いつまでそんな!

   ハ、ハレンチな事やってるんじゃ!!」



直人「あ、え?あ、す、すいません!」


破廉恥の自覚ある直人はリアリナの肩を両手で掴んで離すと、一歩下がり直立不動に気をつけの姿勢を取る。


リアリナ「もう少しでしたのに、、

     要らぬ邪魔が入りました」


アリーシャ「ナニがもう少しだったんだ!

   まぁ、邪魔者なのは同意するけどな」


ニア「アリーシャ様の魔力に当てられて

       気絶したクセに偉そうですね」


直人とは真逆にあからさまに招からざる客の対応を見せる女性陣


??「貴様ら!何をゴチャゴチャと!

  公衆の面前で破廉恥な行いに飽き足らず

  この【破壊信徒大司教サンゴス】を

  愚弄するとは!恥を知れ!恥を!!」


デザイン的に派手上、少し気持ち悪い法衣を纏ったカッパの様に頭の天辺だけハゲてる70歳前後の容姿をしたエルフの男性が現れた。



直人(あぁ、アレが噂の破壊信徒って奴なのか

  確か俺が救世主かどうかの

  試練させようって言った奴だよな?)


なんかショボいな、、弱そう。



直人がそんな感想を抱いていると、硬直していた民衆も徐々に動き出し、カメラ等も最前列にあったものは沈黙したままだが、奥の方に居た者達のカメラは無事だったらしく、撮影を始める者達が出始めた。



アリーシャ「サンゴス、、貴様、、

    お前がこの騒ぎの元凶か?」


サンゴス「ふん!何が元凶だ!

   エルフ族の族長ともあろう者が

   ぺてん師風情に踊らされおって!」


アリーシャ「何?キサマ、、イマ、、

    ナオトサマをぺてん師と言ったノカ」


アリーシャの身体から黒と緑が螺旋を描きながらオーラとなってゆらゆらと漏れ出して来た。


ゴゴゴゴゴゴゴゴゴッッ


うわぁ!きゃぁ!逃げろぉ!やべぇ!

暴虐が怒ったぞー!!


アリーシャの変貌に腰を抜かすサンゴス(涙目)

周りに集まってた民衆もまたアリーシャから急いで逃げるように散り散りになって行く中


ニア「あ、マズ」チラッ


リアリナ「あらあら、困りましたねぇ」チラッ


全然困った様子の無いドリアードの2人は

困った困った言いながら直人をチラチラ見る。



直人(これはアレか、俺に止めろって事か

    まぁ、俺の為に怒ってくれてるみたい

    だし、、、う〜ん)


女性の怒りの鎮め方なんてわからねぇぞと思いながら、サンゴスに近づこうと一歩踏み出した

アリーシャの横に立ち、アリーシャの両肩に手を置いて、耳元で


直人「アリーシャありがとう

   俺は大丈夫たがらさ

   そんな怖い顔すんなよ」


と言いながらアリーシャの両頬を右手挟み

ムニムニする直人。


直人「おっ?想像以上にスベスベで柔らかいな」



ふぁぁん、、ボン!、、、ふしゅぅぅぅ〜


アリーシャのオーラが霧散し、かわりに顔が爆発した様に真っ赤になり、頭から湯気を出し始めた。


ムニムニムニムニ


アリーシャ「ナオトしゃま!

        しゃめてくだしゃい!」


恥ずかしさで少し涙目になりながら抗議するが、直人の手を振りほどこうとはしない


直人「あははは、すまん!すまん!

    いやでも、しゃまって!

     あははは!可愛いかよ!」


ニア「可愛いだよ!って!なにイチャイチャ

   してるんですか!アリーシャ様も

   ちゃんと抵抗するならちゃんと

   しなさいよね!見てるコッチが

   恥ずかしくなるわよ!」



甘ったるい空気を放つ直人とアリーシャに普段の口調が出てしまう。


羨ましくなんて無いんだから!的な心の声が聞こえてくる様だ。



ザワザワ、、、アリーシャの激おこオーラに慌てて退避した人達は全体の2割程だったので、大半の人達は直人達のやり取りをビクビクしながら見ていた為、激情を爆発させようとしたアリーシャをあっさり鎮めた上に、あのプライドの高い孤高の族長をまるで子供扱いする謎の男に驚愕した様子で注目が高まっていく。  



??「あ、あの!」


直人「ん?」


アリーシャ「別にされるがままになんて

            なってないし、、」


??「その、、」


ニア「なってたじゃない!

   両腕ぶらーんって!ってか!

   ナオト様になんて言われたのよ!」


??「少し、、え、、と」


アリーシャ「別にニアには関係ないし、、」



??「はわわ、、無理ですぅ」


ニア「ちょっ!?関係無いって!

         そんな言い方無いじゃ、」



ポフン、ポフン、


直人がニアとアリーシャの頭に手を置いて、数度程ポンポンとする。


直人「コラコラ2人とも、それ位にして

  何やらこちらのお嬢さんがマイク持って

  ワタワタしてて可哀想なんだけど

  だいぶ勇気出して来たんだろうから

  話くらい聞いて

  あげたら良いんじやないか?」


アリーシャ「ふにゅ、、」


ニア「はひぃ」


イケメンのポンポン効果は抜群だ!

アリーシャとニアがクリティカルヒット!

両者頭から煙を出して沈黙!ドロー!!


リアリナ「あら、凄い効果ですね

    それはそうと、貴女は確か、、」


直人のポンポン効果に感心しつつ、マイクを持って涙目で震えてるエルフの女性に話しかける。


直人「リアリナさ、、あ、いや、

   リアリナは知ってるのか?」


さん付しようとしたら間合いを詰められる気配がしたので、普通に話す


リアリナ「はい、ニース放送局の方

              ですよね?」

      

??「は、はい!ニース放送局!

    報道部の【スズリ】です!

   あ、あの!滅多にお姿を現さない

  リアリナ様や我等が族長のアリーシャ様が

  ご一緒されてるということは、其方の

  お方が【救世主様】なのでしょうか!?」


弱々しい最初のイメージとは逆に、目に強い意志を宿しながら未だ震える手に持ったマイクをリアリナに向ける。

その容姿は、エルフ族特有の美形でありながら、垂れ目のせいか何処かおっとりとした雰囲気を感じさせる美女ではあるが、記者らしくスーツを着ているのだが、体のラインが浮き彫りとなるピタリとしたスーツでそのスタイルの良さが際立ち、なかなかどうしてエロい体をしている。

とくに形の良いお尻が素晴らしい。



そんなスズリの質問した声は

騒がしかったギルド内に響くと同時に静寂と緊張感が支配した。



リアリナはそんな固唾を飲んで返事を待ってるスズリを始めとした民衆やカメラマン、ギルドスタッフ達、数千人をゆっくり見回した後


スズリに向き直り。



リアリナ「はい、その通りです」

   


  

次の瞬間


ギルド内が爆発した様な歓声が巻き起こった。





つづく


  

   







   











   












   

   

    

   

    

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