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前夜3



直人(え?そうなの?この国のRANK4って

   そんなに強いの?)



アリーシャの言葉に驚いた直人は、隣に居るメルに小声で話しかけた。



メル(この国のモンスターは属性魔法に弱いけど

   RANKの強さは何処の国でも差は無いよ?)

   

直人(あ、そうなの?なら大丈夫じゃね?)



メル(直人は大丈夫だろうけど、

   RANK4レベルになると

   熟練エリート達が数十人最大魔法で

   討伐するレベルだからね

   魔法初心者なら普通不可能だよ)


直人(はぁ、、加護が弱くなると大変だなぁ)


メル(弱体化した今の話じゃなくて、フルに

   加護持ってた時の話だけどね、、)



直人(ん?何か言った?)



メル(ううん、何でもない)



ニア「ですから、そうしないと

    明日の作戦にも支障をきたすと

       言っているのです!」


アリーシャ「だから!

    その作戦前に大怪我したら

    意味ないと言ってるじゃないか!」



直人とメルがコソコソ話してる間に、ニアとアリーシャは互いに掴みかからんとする程の口論に発展していた。


    

直人(おぉぉ、、

   美人な2人が争う姿も怖いけど

   美しいもんだなぁ、、

   俺の為に争わないで!

   ははっ、なんちゃって、テヘッ)  



真剣な表情で言い争いをしてる2人を眺めながら

内容を聞かないで、場違いでアホな事を想像してる直人


美女に囲まれて

浮かれてる哀れなオッサンである。


パン!パン!


メル「2人ともそこまでだよ!」


メルの言葉に言い争いをしていた2人が同時にメルを見ると


メルはチラリと直人の方へ視線を一瞬向けると、アリーシャとニアを睨みつける。


アリーシャ「え、、あ、その」


ニア「あ、、はい」


メルの視線は客人の前で

身内の恥晒すんじゃねぇよ!と言わんばかりの鋭い眼光があり、2人はベビに睨まれたカエルの様に体を縮こませ


   アリーシャ•ニア

「「申し訳ありませんでした!」」


同時に謝罪した。


メル「アリーシャの言いたい事は分かるけどね

   でも、だからこそ明日の作戦前に

   この騒動は良い機会なんだと思う

   だよね

   だってさ、直人の力の片鱗を感じた

   アリーシャでも実際直人がどれ程

   強いか分からないでしょ?」


アリーシャ「え?あ、はい

   間違い無く私より強いのは分かる

   のですが、、どれほどかと問われれば

   お答えする事は出来ないです」


戸惑いつつもメルの質問に答えるアリーシャ。



メル「そう!そこなんだよね!

   ドリアード族のみんなは

   リアリナの意思を共有出来るから

   納得出来るんだけど

   エルフ族の団長達やその家族

   団員達は明日の作戦の結果次第で

   不信感を持つ事になるかも知れないし

   もう、みんな限界なんだよね

   破壊信徒を生み出して、それを少なくない

   国民が信じちゃう位にはさ

   ならさ!折角だし、

   見せて貰おうよ!直人の力をさ!」



そう言ってメルは笑顔で直人に向き直る、そのメルにつられる様に、アリーシャとニアもまた直人を見つめる。



直人「お?え?あ、うん、いいよ?」


3人の美形の女性達に見つめられ

意味も分からず返事する直人

内心は緊張で考える余裕無いだけである。


アリーシャ「・・・・・」


メル(【愛しの人】の心配する

     気持ちは分かるけどね

       直人なら大丈夫だよ)


メルの言葉を聞いても納得してないアリーシャにそっと近づいて、耳元で囁く


アリーシャ「愛し!?えぇ!?

    ちょっ!なんでメル様がそれを知って

    って別に私はその様な感情は、、

    別にその、、無い訳では無い

    ですが、その、、

    ニア!!どうゆう事!!」


ニア「どうもこうも

  明日の作戦に重要な要素だったから

  メル様は当然だけど、リアリナ様にも

  詳細は伝えてあるわよ」



さも当然でしょと言わんばかりに敬語も忘れてアリーシャに答える

  


アリーシャ「それはそうかも

         知れないないが、、」



メル「まぁまぁ、

  今はそれ所じゃ無いからさ

  とりあえず、ちょっと問題になってる

  ギルドに早速行こうよ!

  直人もそれで言いよね?」


話の展開について行けずにポカンとしていた直人はメルの問い掛けに



直人「え?うん、大丈夫、いいよ?」


とりあえず良く分かってないが了承した。



騒ぎを増長させるのを危惧し、リズにはルームで待機して貰い、メルの存在もまた混乱を増長させそうなので、直人、アリーシャ、ニアの3人で、

メルが間違って転移して冒険者ギルドに向かう事にした。


ちなみに、モンスター納品も後回しである。






ニア「ミカゼ様、、少し宜しいでしょうか?」


転移陣まで来た3人の先頭を歩いていたニアが転移陣の前で後ろを歩いていたアリーシャと直人へ振り向くと声を掛ける。


直人「ん?なんですか?」


ニア「はい、まずはこの様な事態になってしまい

   真に申し訳ございません」


そう言うと、深々と頭を下げた


アリーシャ「あ!そうだな!

   私からもこの度は

   申し訳ございません!エルフ族を

   代表して謝罪致します!」


ニアの行動にアリーシャもニアの隣に移動してから直人に頭を下げる。



直人「いやいや!そりゃぁ、

   アリーシャさんはエルフ族の代表だから

   責任あるかも知れないけど

   俺の方が迷惑かけてばかりだから

   そんな謝罪しなくて良いですよ!

   それより、、えっと、、

   なんか俺の方こそごめんなさい!」


スタイル抜群の美女2人に頭を下げられ、居た堪れなかった直人は、とりあえず自分も頭を下げてみた。


折角のイケメンなのにカッコいい台詞1つ言えないのは、女性経験の乏しいオッサンの女性スキル不足が原因である。

   

   

それ故に、3人が頭を下げるという可笑しな事態になってしまった。


ラグビーのスクラムでもするのだろうか?


ニア「ふふっ、、」

アリーシャ「くふっ、、」

直人「??」


ニア•アリーシャ

「「あははははははははは」」


直人「え?え?なに?どうしたの?」


突然笑い出した2人に戸惑う直人。



ニア「あはははぁ〜可笑しいですよ

   ミカゼ様はご自分で自覚無いのかも

   知れませんが、それ程までの

   強大な力は、近づくだけでも

   圧倒され【畏怖】を覚えてしまう

   モノなのですが、ミカゼ様から感じる

   力は強大でありながら何故か全く

   恐怖を感じません

   ですよね?アリーシャ様?」


アリーシャ「ふぅふぅ、、はぁ、、

   ははっ、、うん、そうだな、、

   ニアの言う通りです。

   何故でしょうか?昔から知ってる様な

   暖かみすら感じるのです。

   可笑しいですよね?会って間も無いのに」



直人「えぇ?そうなんですか?

    えっ、、と、それは

     良い事なんですよね?」


ニア•アリーシャ

「「それはもちろんです!!」」


直人「うぉっ!?」


ニアとアリーシャが直人に向かって胸を突き出す様に食い気味に返事をし、その女性兵器を目の前にした直人は、嬉しさより割れ物を投げつけられた時の様な焦りなどの感情が入り乱れ、背中をそってたじろいでしまう。



ニア「あら?

  ミカゼ様は女性が苦手なのですか?」


女性に近づかれ喜ぶどころかたじろぐ直人に問いかける


直人「あぁ、、いや、苦手では無いんだけど

   元の世界じゃ、ニアさんやアリーシャさん

   みたいな美女は居なかったからさ

   少なくとも俺の周りには、、

   だからさ、こう、、緊張して

   ビビっちゃってるのかな?ははっ」


後頭部を右手で掻きながらバツが悪そうに弁解する。


ニア(ほう?美女とな?コレは好機!)


ニア「あらあら、お上手なんですね

   そう思って頂けるのでしたら

   ここに居るアリーシャ様は世の男性から

   疎まれて来ましたから

   仲良くして頂けるとパートナーの私も

   とても嬉しいです」


そう言って微笑む



アリーシャ「おい!ニア!ミカゼ様に

   そんなお願いする必要ないだろ!

   これから大変だって時に余計な気苦労を」


直人「あ、いえ!

   大丈夫ですよ!あ、おお!

   そういえば!アリーシャさん!」


アリーシャ「え?はい?」



直人「観ましたよ!

   アリーシャさんの映画!

   『暴虐のアリーシャ』いやぁ、、」


アリーシャ「えぇ!?観たんですか!?

   アレは違うんです!あ、いや、

   本当の事ですけど、、過剰に演出され

   てると言いますか、、あんなに

   傍若無人な事はその、、」


『暴虐のアリーシャ』はアリーシャの半生を描いた作品であり、多少着色してはいるが、殆ど事実である。


直人「幼少の頃より大変な苦労をして来たのに

   今は立派な族長となり、自分の出来る

   事に最善を尽くす!実に素晴らしい!

   なかなか出来る事じゃないよね

   アリーシャさんの頑張りが

   今のエルフ族の支えになってるのは

   間違い無いわ、、【良く頑張ったね】

   あっ、いや、ははっ、ごめんちょっと

   偉そうだったな、」


腕を組んでうんうん頷かながら喋る直人は途中、照れくさそうに誤魔化したが、その様子をアリーシャはポカンとした表情で見つめる


ニア「流石です!ミカゼ様!いえ!

  ナオト様と呼ばせて下さい!!

  私達ドリアードは他種族に対し、親愛を

  感じた時にファミリーネームでは無く

  ファーストネームで呼ぶ事で、確固たる

  意思を種族全体で共有します!」


直人「あ、あぁ、どうぞ?」


苗字だろうが名前だろうが、呼び名にたいした意味はないのですんなり了承する直人だったが、

実はドリアード族にとってファーストネームで呼ぶ事とニアが言った【種族全体で共有します】深い意味があり、【心を捧げる】に値する人物としての称号なのである。


ちなみに、

【ファーストネームで呼ぶ事】

【種族全体で共有する事】の2つを満たしてるのは、直人の他にはデーメステーエル神だけである。


直人は知らず内に、映画の感想言っただけで、

ドリアード族(女性しか居ない種族)

1000万人を味方にした。


   

ニア(明日の作戦の為に

   あーちゃんをけしかけてから

   アレコレ練り上げて来たけど、、

   あーちゃんの本質を射抜いた

   ナオト様なら大丈夫!問題ないわ!)

   

   











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