税金が半分!?
高級宿屋に戻ってきた直人とリズ
リズ「それではマスター
お食事をなさいますか?
それとも【魔装】吸収を
始めますか?」
直人「そうだなぁ、
イカを倒す前に軽く飯食ったし
風呂入ったら
今日は【魔装】吸収して終わりに
するよ」
リズ「分かりました。
では、マスター
この度は本当にありがとうございました。
詳しくは後ほどシュナイダー様より
お言葉を頂か事になると思うので
詳細は省きますが、
このダンジョンが解放された事により
サタンナイツ王国の封印が強化されます
その結果救われる命が多くあるのです。
マスターがマスターで
私は誇らしい気持ちです」
身体のサイズの割に少し大きな胸に手を当て
満面の笑みを浮かべるリズ。
直人「あぁ、いや、そうか、、
俺的には大した事
したつもりないけどな
どちらかと言うと
リズやシュナ、ゼニ爺さんが導いて
くれた結果なんだから
4人の成果だと思うぞ?
でも、、まぁ、、リズに
そう言って貰えると嬉しいけどな!
ははっ、さぁて!風呂入るわ!」
直人もまた照れ臭そうにしながらそう言うと
風呂場へ向かった。
風呂から上がりサッパリした状態で一服しながら寛ぎ、いよいよ
RANK6の修羅ゴーレムとクラアッシュ(刺客イカ)
の素材を【魔装】に吸収する作業を行う。
直人「素材吸収はRANK4以来だからな
さてと、集中するか」
リズ「はい、頑張って下さいマスター」
あいよ、と返事しベッドに横になり目を瞑りながら意識を集中させる。
直人(コレとコレだな、、、まずは変換させる
流石に慣れたもんだからスムーズだな
ってか、イカの方が圧倒的に質が高いな
本当に同じ強さなのか?
それとも人工と自然ではモンスターの質
違うのかな?
まぁ、いいけど
んで、【魔装】の核にコイツらを吸収、、
おお!?ぐっ!?キ、キツいな、、
戦闘よりよっぽどこっちのが苦戦する
んだけど!
核が弾けそうだ!この!
大人しく収まってろよ!!くっふぅぅ、、
あぁ、、、シンドかったぁ、、
ちゃんと収まったな、、コイツら
特にイカ野郎は最後まではしゃぎやがって
次からは一体ずつやろう、、うっ!?
急に頭がクラクラする、、世界が廻る、、
気持ち悪い、、、、うぅぅ、、)
眉間にシワを寄せ苦しそうに顔を歪めた後、
くたっと脱力し眠りに入った直人。
リズ「おやすみなさいマスター、ではコレより
私も【魔装】強化をお手伝いします」
そう言うとリズは光の粒子となり直人の中に消えて行った。
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ー
ー
5日後
直人がこの世界に来てから21日目の早朝。
直人「見慣れた天井、、ってコレ前言ったな」
リズ「おはようございます!マスター!」
直人の顔の前に居るリズ
気のせいかなんか神々しい光を放ってる気がする
直人「おはようリズ、、ふぁぁ、、
ふぅぅ、、んで?
今回はどれくらい寝てた?
また力がミナギッってるんだが?」
リズ「安心して下さい!
今回は5日程度で完了しました!」
直人「5日ね、、確かに前回よりは短いな
詳しい話しはそっちに行ってから
聞くとするよ」
よっこらしょっとじじ臭い掛け声の割に軽やかにベッドから降りるとメインルームに向かう直人
定位置となった高級ソファーに座りラグモクを吸い始める。
寝起きはお馴染みの大賢者である。
直人「ふぅぅぅ、、、あぁ、、、よし、、
じゃぁ、早速どんな感じに変わったか
ステータスを確認してから聞くと
しますかね、、ほいっと」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー➡︎
[名前]海風 直人[みかぜ なおと](S)
[職業]
アーチャー
格闘家
拳聖
剣士
剣聖New
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーRANK5
HPーーー1,846,860
MPーーー1,068,750
SPーーーー768,000
攻撃力ーー768,900
防御力ーー752,100
素早さーー754,260
スタミナー767,880
回避力ーー752,550
器用ーーー754,800
運ーーーー 347,160
スキル
アイテムボックス
身体機能精密制御(S)
魔法
限定転移(未解放)
加護
リズ
ユニーク
DM
【魔装】
【斬魔刀】
【烈光心】
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
直人「あ、剣聖生えてるな
拳聖あったからイマイチ感動しない
けどなぁ
それにしても凄いステータスだな
攻撃力76万って
こんなんでも勝てないモンスター
居るんだよな?」
リズ「肯定します。
もはやRANK6程度はどんな敵であろうと
問題ではありませんが、
更に上位のRANKでは今のマスターでも
手も足も出ない程の強さを持つ
モンスターが居ます」
直人「そうかぁ、、、
RANK5の時もそんな話したよな
あの時はRANK5最弱だったけど
今ではRANK6も相手になんなくなったし
その内なんとかなるんだろうなぁ
それで?
今回の【魔装】さんはどうなりました?」
リズ「はい、今回はRANK6の
素材ということもあり、
大幅な強化が見込まれると
思ったのですが、
素材のみという事もあり、
新たな技能は覚えましたが、
想像を超えるものではありませんでした。
なので、
吸収に苦労されたマスターには
申し訳無いのですが、
余り期待しないで
聞いて頂きたいと思います」
直人「あぁ、そうなのか、、
確かに吸収には苦労したが、
そもそもそんなに強くなかったからな
多少便利になるなら儲けものさ
そんなに気を使わなくても
リズが頑張ってくれたんだから
何でも嬉しいさ」
直人の何気ないフォローはリズを普通に
クリティカルヒットしていた。
リズ「(ハートに矢が刺さりました!
もうダメかもしれません)
そう、、ですか、、
ありがとうございます。
では、軽く吸収前までの機能を
説明させて頂きます。
まずは、
自動サイズ調節機能
自動洗浄機能
自動修復機能
自動温度調節機能
戦闘時全ステータス1.2倍
ファッション機能
限定状態異常耐性
装備強度UPです。
そこに新しく追加されたのが、
【水中モード機能】
この機能は長時間水中や酸素の無い
場所などでも状況に応じて発動し
活動出来る様になります」
直人「ズゴイじゃん!!
俺さ泳げないからメッチクチャ助かるよ!
まぁ、この身体なら泳げるかも
知れないけど
やっぱり水中は苦手意識あるから
助かるなぁ
機会は多く無いだろうけど
窒息死とかステータス関係無さそうな
危機からも守れるのは
全然大した事だよ!!
ありがとう!!
リズ「い、いえ!喜んで頂き光栄です!
それと、戦闘時のステータスUPが
1.2倍から1.5倍になりました。
それと最後にあまり使う機会が無い
かも知れませんが、、、
任意で発動する1m〜3mの魔力の盾
を出す事が出来ます
発動のやり方は、、」
直人「盾!?盾だって!?
しかもサイズに種類あるじゃ無いか!
素晴らしい!!
どうすればいい?
あ!いや!待ってくれ!!
とりあえず【魔装】を装備して、、
よし!
相変わらず素晴らしい、、
そして、、
【斬魔刀】と一緒で、、コレだな!
【魔壁】発動!
」
シュン
直人「おぉ、、ふむ、、なるほど、、、」
相変わらず勝手に名前を付けた挙句に
説明しようとしていたリズを放置して
勝手に命名した【魔壁】を出しては消して
また出しては叩いたり、軽く蹴ってみたりと
大きさ、幅、強度、出現場所、出してからの
自由度は何処まで何が出来るかを
確かめていた。
直人「強度は思ったより高いな、
これなら大丈夫そうだ
出現場所の範囲は大体俺から10m程か
1度出すと消すまで動かせないな、、
コレはコレで使えるな、、
この色は、、おっ!変えられるのか!
なら透明にも、、、むむ、、
硝子並には出来ないか、、
出来て厚手の磨りガラス程度が限界だな
形は、、、6角形が限界か、、
よし!今の所はこのくらいにするか」
リズ「え、あ、はい
あの、、マスターはモンスターからの
攻撃は基本避けるか、武器で捌いたり、
してるので
盾は不要なのではないでしょか?」
直人が何故そこまで不要なものに熱心になっているのか分からないリズ
直人「不要?いやいやリズさん
コレは素晴らしい【壁】ですよ!
実はさステータスが高ければ高い程
戦闘の時に動く度にに手加減が
必要になっている
それはリズも知っているだろ?」
リズ「はい、それは承知しておりますが、、」
直人「それがこの【魔壁】である程度解消
されたんだよ!」
リズ「動く度に手加減するのを解消された?
つまりは、、【足場】ですか?」
直人「リズさん正解!!50ポイントゲット!」
リズ「え?50ポイント?
あ、ありがとうございます」
意味不明なポイントを貰ったリズは理解出来ないままお礼を言った。
直人「100ポイント貯まるとリズの私的な
事を俺に《お願い》出来ます!
(そんなもん貯めなくてもいつでも
聞くけど、リズは我がまま
言いそうにないからなぁ)
でだ、硬い地面の場所なら兎も角
砂地、沼地、とかでも【魔壁】を利用
すれば加速もしやすいし、出した
空間に固定されるから空中に立ち続け
る事まで可能になった素晴らしい
技能と言えるんだよ!!」
リズ「なるほど、、です
フィールドでは何度も大きな穴を
踏み込む度に作ってましたからね
その様な発想は思いつきませんでした
流石です!!」
しきりに頷き感心するリズ
直人「いやさ、魔力でそれが出来ないか
結構試してたんだよ
ただどうしても攻撃よりになっちゃうから
今回の【魔壁】は本当に助かったわ
ありがとう!!」
リズ「はい!お役に立てたようで光栄です!」
可愛く敬礼するリズ
直人「あははは、毎度役立つ事だらけで
本当に頼りになりますよ
さて、、、
前回の戦闘でもうこのダンジョン
でやるべき事なくなったんだよな?
コレからどうするんだ?」
リズ「はい、それについては、、」
シュワン、、
シュナ「僕から説明するよ」
シュナが現れた。
直人「うおっ!?いきなりだな!
まぁ、良いけど
で?どうすれば良いんだ?」
シュナ「あははは!びっくりしたかい?
直人はご飯まだでしょ?
少し長くなるかも知れないから
食事しながら聞いて貰った
方が良いからさ
高級食堂に移動しよう!」
シュン、、右手を勢いよく突き上げた姿勢のまま消えるシュナ。
直人「自由なヤツだな」
リズ「ここの神ですからね」
じゃぁ、行くか、とリズを伴い転移陣で移動する直人
高級食堂に移動すると、そこには既にソファーで寛いでるシュナの姿があった。
シュナ「おお!来たね!
ささっ!座って座って!
料理は注文しといたから、、
丁度来たよ!
さ!スペシャルメニューだから
思いっきり食べてよ!」
そこにはテーブルに所狭しと並べられた豪華な食事、見たことないばかりの物だが、芸術品のように飾られてるものは確かに高級感があり、
スペシャルメニューと言われるのも頷ける
直人「あぁ、ありがとう
んじゃ、早速、、、旨い、
いつも美味いけど今日は一段と旨いな!」
シュナ「でしょ!張り切ったからね!
それじゃぁ、
コレからの事なんだけど、
その前に改めて、この度は
本当にありがとう!」
いつものふざけた雰囲気を抑えて真面目にお礼を言うシュナ
直人「んぐ、んぐ、、ゴクン、、
ふぅ、、どう致しまして
リズにも言ったけど、
シュナにも導いて貰った結果だから
気にしないでいいぞ」
シュナ「そう言ってくれるのは有り難い
けどね
直人が居てこその成果だからさ
とはいえ、あっさり倒しちゃったから
実感無いと思うんだよね」
直人「そうだな、リズには詳細はシュナが
教えてくれるって言ってたけど
あのイカ倒したら
何かかわったのか?」
シュナ「そうだね
こう見えて僕はこの世界の神の中でも
結構強い力を持つ方なんだよ
だから、他の神の様に国や街
土地や様々な種族を管理するかわりに
世界の基盤を守護しているのさ
だからこそ
直人個人を招いた事もそうだし、
この世界に転生させる程の
エネルギーも使えたし、
その後の大幅なステータスアップにも
対応出来たんだよね
そしてその僕の力を使って封印していた
クラアッシュを倒してくれた
それだけでもサタンナイツ王国にしてる
封印を強化出来たから
破壊されるまで数年だったのが
数十年は大丈夫になったんだよ!
更に魔石を使う事で少し世界の
モンスターを弱体化させる事に
成功しました!!」
直人「おお!!凄いな!
でもやっぱりイマイチわからないわ!」
笑顔答える直人
シュナ•リズ 『ガクッと一緒にコケる2人』
シュナ「そ、そうだよね、直人は
このダンジョンしか知らないからね
う〜ん、、そうだなぁ
直人が居た世界の日本だったかな?
そこでの全ての税金が半分になった
感じだと分かるかな?」
ブハァーーー!!
リズ「きゃぁ!?」シュナ「ぎゃぁぁ!?」
口の中にものを詰め込んでた直人がシュナの言葉を聞いた瞬時に
口の中をものをシュナに向けて吹き出した。
盛大に吹き出した勢いにビックリしたリズは直人の横に居たので無事であるが、直撃をまともに食らったシュナは悲惨な姿となった。
直人「税金が半分!?
消費税!所得税!住民税!
固定資産税!憎いタバコ税!
酒税!とか意味のわからない贈与税
とか他にもあるけどそれが全部
半分に、なるって言うのか!?
あの喋るイカ倒しただけで!?
もしそうなら
俺は日本国民全員に英雄として
祭りあげられるじゃねぇーか!!」
シュワワァンとシュナは光のリングを上下に行き来されると汚れが全て取り除かられた。
シュナ「はぁ、、、酷い目にあったよ、、
落ち着いて直人、
ここは日本じゃ無いから
日本人の英雄にはなれないよ
ただ、この世界ではそれくらいの
事なんだよね
僕以外の神には直人の存在も
成果も伝えてはいるんだけどね
彼等は彼等で色々大変だから
結局、直人の功績はあまり
広まって無いのが残念だけどね」
ゆっくり座り直しながら
直人「あぁ、、そうか、、
残念、、、か?
他を知らないから何とも言えないが」
シュナ「今はね
さて、その他についてだけど
知っての通りこのダンジョンで
直人がやるべき事はなくなったからね
いよいよ
世界を旅する時が来たよ」
直人は背筋を伸ばしてシュナの言葉に少し緊張しながら問いかける。
直人「いよいよか、、、
それで何処に行けば良いんだ?」
シュナ 「森を守護する女神
【デーメステーエル】
が治めてる国
【ファーシンア国】
に行って貰うよ」
つづく




