表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
そんな私の別人生。  作者: 久留間水樹
それぞれの出会い編
5/47

3 この世界の理り



「ねぇアヴェル、ここってスイスかどっか?」

「…すいす?なんだそれは」


 …ああ、やっぱり。


「じゃあ、日本とかアメリカってある?」

「聞いたことがないな…」


 確定。ここは私のいる世界じゃない。

 でもなんとなく分かっていたことなので、さして落胆はしなかった。


「んー、ここってどこ?」

「…そんなことも知らないのか?ここは”風の国アネモス”だ」


 知りませんねー。


「えーっと、この世界ってほかになんか国とかある?」


 アヴェルはしばし私の方を見て、それから溜息をついた。


「…まぁいい。まず4つの大国が東西南北を支配している。アネモスは東を。”炎の国ピュール”は西を。”水のヒュドール”は南を。”雷の国ブロンデー”は北を。さらにその周りを多数の国が群がっている」


 ほほー、つまりここは東ってことか。

 よし、なんか答えてくれそうだしバンバン聞いちゃおう。


「ねぇ、アヴェルってさっき風みたいなの使ってなかった?」

「あれは魔法だ。この世界には4つの神がそれぞれの大国で眠っているとされ、そこに神殿が建てられ、祀られている。そして、それぞれの”神の加護を受けたものホーリー”にはその神の司る力がスペルや詠唱なしで生み出せる」


 …うーんわからん。


「4つの神?」

「風神、雷神、炎神、水神だ。風神は風、雷神は雷、炎神は炎、水神は水だな」

「ふーん…”加護を受けたものホーリー”って、どういうこと?」

「神は自分の力を十分に扱える器だと判断した人間や獣に、力を与えるんだ。ホーリーというのはその力を与えられた者だな。それは髪でわかる」


 つい、とアヴェルは自分の髪を持ち上げた。


「あ、もしかしてアヴェルの髪の毛が銀色だから、風の神の加護を受けてるってこと?」

「そうだ。お前は蒼い髪だから、水神の加護を受けているのだろう。炎神なら赤で、雷神なら金だ」


 ってことは水でも操れるのかな。なんか超能力者になったみたいで嬉しいかも。


 アヴェルは髪の毛を持ち上げていた右手をおろし、


「加護を受けているものは少ない。それほどの器をもった存在はなかなかいないからな。雷神がもっともおおく、二番目に風神、次に炎神、そして水神の順にどんどん数は少なくなっている」

「じゃあ私は少ない一人なんだ」

「そういうことになるな。さらにアネモスでは風神を祀っているから風神のホーリーがでやすい。ピュールでは炎神のホーリーが出やすいんだ」

「祀っている国で、その神の加護を受けたものがでやすいってこと?」

「ああ。そして、ホーリーは祭り上げられやすい」

「どうして?」

「ホーリーはその神の御子に近いものとされているからな。それに、その国の祀っている神のホーリーだと、なおさらだな」

「ナルホド…」


 なんか知識をいっぱい詰め込んだ気がする。知恵熱でそう。


「そういえば、さっきの雷狼ライトニング・ウルフは帯電してたし金色だったけど、それもホーリーなの?」

「そうだ。ホーリーの一族、といった方が正しい。雷神の守護獣とも呼ばれているな」


 そんな神聖っぽいものを君はばっさばっさなぎ払ってたんかい。

 はぁー…なんてファンタスティックな世界…

 …でも、これからどうしよう。

 一応この世界の常識は教えてもらった。でも私にはお金(があるのかは知らないけど)もないし、もちろん頼れる人もいない。

 女神様、もう少し考えて転生させてください。


「…もしかして、行くあてがないのか?」

「…うん」


 みかねたのか、アヴェルが声をかけた。

 優しーね、君は。


「…俺と一緒にこい。自立するまで面倒みてやる」

「…はい?」

「一人じゃ生きられないだろう、自立できるまでそばについてやる」


 …えーっと、もしかして、助け舟?


「いいの?」

「捨て猫は面倒みないとだめだろう」


 私は捨て猫レベルですか。


 …でも、お言葉に甘えることにしよう。


「うん、じゃあよろしくね、アヴェル」

「…こちらこそ、アクア」

 


 



…消えた、だと…!?

というわけで投稿したらエラーで消えて、呆然とした作者です。

これは二度目の投稿。若干やる気をなくしたのではしょってるかもしれない。

次は多分魔法の練習だと思います。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ