30 昔
死体。
死体、死体、が、あ、る なん で か い これ 死、 体 あ な んで
「あ、ああああああああああああああああっ!!!!!!!!」
吐いた。
吐瀉物かまき散らされ、ぜいぜいと息を吐く。
頭が上手く回らない。
熱っぽくなって、視界が滲んだ。
「おい、アクア!アクア!」
いつのまに来たのだろう。
アヴェルが私の体を揺さぶる。
ランルは目を見開いて、死体を見つめた。
「…これは…」
ランルはぺたりと座り込んだ。
私はアヴェルの体を突き飛ばし、名前を叫ぶ。
「モア…っ!モア…!!モア!!」
瞬間、モアが出てきて、私の体を抱きしめた。
「まま、だいじょうぶ。だいじょうぶだから。まま、安心して」
「死体、死体、みたの。あれ、おねえちゃん、わた、し…わたしは…?」
「まま、ちがう。ちがうの。あの人は、ただの他人。ままがやったんじゃない。まま、だいじょうぶ」
フラッシュバックする、記憶。
やめて。
お願い、やめて。
「わたしが、やったの…わたしが、ころしたの…わたしが、わたしがそうわたしがわるいの!!!どうしようどうしよう、いなくなっちゃったわたしのせいであ、あぁあああ…あああああっ!!」
「ちがう、ちがうよ、まま、だいじょうぶ。もあが、ついてる。ままは、ころさない。もう、だいじょうぶだから」
…×××。
私の”名前”を、誰かが呼んだ。
その瞬間、糸が切れた。
「 !!!!!!!」
そして、私は意識を手放した。
今更ですが、アクア、「闇の焔姫」の莉緒ちゃんに似てます←




