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そんな私の別人生。  作者: 久留間水樹
それぞれの出会い編
18/47

16 シャーマ




「…幹部?」


「ああ、ギルドにはトップがいて、その下に幹部が7人ついている。ふふ、まるで戦隊みたいだろう?」


 なんか誇らしげに胸を張られた。


 ってことはこのひとレッドか。リーダーか。


「…シャーマ、アクアに何か用か」


「ふふん、お前は相変わらずだな。ちょっと旧友に会いたくなったのだ、とかは駄目か?」


「まずお前とは友達でさえないだろうが…」


 アヴェルが溜息を吐いて呆れたようにシャーマさんを見る。


 そのシャーマさんは嬉しそうにニヤニヤと笑っている。


 …えーっと。


「どういう関係?元カノとか何か?」


 その瞬間、二人が吹き出した。


 アヴェルは冗談じゃないというように、


「なっなんでそんな発想が出てくる!!」


 シャーマさんは心底おかしそうに、


「あっはっはっはっはっは!ひー、おま、アクア…っ!!最高すぎるぞ!!!」


 なんか絶賛された。


 シャーマさんは笑い終えると、手を振って否定の意を表した。


「そんな関係ではないよ。ただ同僚だったというだけさ」


「…同僚?」


 しかも過去形ですか。


「いろいろあってな、アヴェルは幹部をやめて普通の平に戻った。アヴェルの強さならレベル10なのだが、レベル10というのはトップと幹部を表すレベルなので、一個下のレベル9に下がったんだ」


 ってことは。


「アヴェル、相当強いんだねー」


「…まあ、な」


 アヴェルが苦々しげに言った。


「シャーマ、何故アクアを呼んだ?」


「そう急かすな。まさかスティーリアに勝つとは思わなくてな。あいつ、私のお気に入りだったんだぞ?だから、ちょっと手合わせを、と」


 へー、あの氷の美少女さん、お気に入りだったんだー。


 でもたしかに分かる。可愛いもんね。


「待て!まずお前とアクアの相性は最悪だし、お前の手合わせだとこの階吹っ飛ぶだろ!」


 アヴェルが必死に手合わせを止めさせようとしてる。


 まあ、レベル10って位だから、そうとう凄い魔法とか使うんだろうけど…。


「うーん、いいんじゃないかな?楽しそうだし」


「アクア!」


「ははっ!やはりお前は面白い!いいぞ、やろうではないか!」


「シャーマ!」


 アヴェルはもう俺知らねという顔になった。相変わらずの苦労性だな、とシャーマさんはまたニヤニヤ。


 というわけで、第三試合、開始です。


 





 

戦いかくと長くなりそうなので次にします

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