表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
13/14

13.エミールとの出会い

初任務から戻ってしばらくして、レイモンがアリスを連れて、王宮の廊下を歩いていると、エミールに出会った。

そして、エミールと初めて会ったアリスの様子は、レイモンの時ほどではないが、ひどかった。


「にょほー!極上美少年!!さすが王宮ね~。レイモンに勝るとも劣らず美形なうえに、いい魔力してまんなぁ~。」と鼻血をちょっと垂らしながら、涎は盛大に垂らし、ゲヘゲヘと笑うアリス。


「…ねえ、レイ。何、この下品で気持ち悪い…生き物?」


「あー、うん。これは俺の部下的な生き物?初任務の時に拾った生命体的な?」


「…人間?」


「あー、一応?」


「…処分は死刑でいける?」


「そうだなあ、できるかなあ?」


「ひー!!なに二人で淡々と怖い話をしているの!?部下的な生き物って何?それで、なんで私が死刑にされるのよ!?」


「…レイは将来、女の子に戻れたら、僕の大事な花嫁になる予定だから。その未来の妻にまとわりつくゴミは排除する予定。」


「ひい!なにこの人怖いっ。私、ゴミ扱い?

一体、何者?」


「この国の第一王子だぞ。」とレイモンが教えてあげる。


「え、第一王子ぃ~?

うそー!?この国、大丈夫?

それより、レイモンてば、元は女の子だったの?わからなかった!!」


「あー、それ違うから、俺は元から男だから。生まれた時から正真正銘、お・と・こ。」


「…レイはきっと悪い魔女に男の子にされる魔法をかけられたんだよ。僕にはわかる!」


「ふえ、性別を変える魔女なんているの?年齢を変える魔女なら知っているけど~。」とニヤニヤ笑うアリス。


「…年齢を変える魔女はいらないな。でも、もし性別を変える魔女を知っているなら、教えてね。教えてくれたら処分しないであげるよ?すぐ死刑か、性転換のできる魔女を教えて消えるか、どっちがいい?」とエミールがアリスを脅す。


「ひー!この人、絶対、どちらにしても私を消す気だ!!」と叫んでレイモンの後ろに隠れるアリス。


「あのなあ、エミール。いい加減、俺を女の子にするんじゃなくて、ちゃんとした女の子から、嫁を選べ!その方が労力も手間も少ないし、お前なら、よりどりみどりだろう。

本当の運命の子がきっと待っているぞ!!

そもそも、この近辺にある王国の王族で10歳過ぎて婚約者もいないなんて、お前くらいだからな!」と今回は真剣に忠告するレイモン。


「…レイ、僕が嫌い?」とエミールが美しい橙色の瞳を潤ませる。


「うっ、いや、嫌いじゃない。でも恋愛対象ではない。

もし万が一、女の子にされても、女の子しか伴侶に選ばないつもりだ。だから、無駄なことはもう止めてくれ。」


「…ど、同性同士で伴侶になるなんて、絶対だめだよ!」とこちらも真剣に止めるエミール。


「お前が言うな!!」


そんなレイモンとエミールのやり取りを、不思議そうに眺めているアリス。


「…ねえ、レイモン。レイモンの周りって、リーリア以外は面倒で大変そうな人ばっかりだねえ。」とアリスにしみじみ言われるレイモン。


「…そうだな。お前を筆頭にな。

だから、お前が言うな!!」


「ええ?あれらよりはマシだよ~。」と涼しい顔のアリスに、(どこがだ!?) と思いながら、そろそろ、本気で魔法省の実験体としてアリスを提供しようかな~と黒いことを考えるレイモンであった。


ここまでお読みいただきまして、ありがとうございます!

一応、ここまでで、レイモンの初任務編になります。

次回から、今度はアリスと一緒にレイモンが秘密諜報部員としてもっと活躍するはず?


更新はますますゆっくりで不定期になりますが、カッコ可愛いレイモンをもっと書きたいなと思っています。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ