8話 ド直球
けっこう値段
よく見てるな?
スーパー
メッセ「成分表もか?」
アライヴ「えぇ
みなさんに
悪い添加物を
食べさせたくないので
アライヴ「ただ
そういうのを選別すると
高価な食材ばかりになってしまうので
どこまで許容するかですね」
メッセ「この国は平気で
食べ物に毒を使うもんな
事情はあるんだろうけど
アライヴ「・・・・・ただ
・・・見た目を良くするために
・・・着色料とか漂白剤とか
アライヴ「・・・・・使うのが」
メッセ「そのために
それらを身体に入れろと言うのが
理解できないところではあるが」
とても
高校生二人の
普通の会話ではないだろう
買い物かごに入ってる物も
お菓子やジュースだったら
高校生らしいのか
生きるために必要な
食材しかない
テクス「なに作るの~~~!?」
アライヴ「カレーライスでいい?」
テクス「やったーーーーー!
・・・でも
テクス「・・・・・プリン
・・・買っていい?
メッセ「・・・・・・・」
座り込んで
テクスと同じ目線で
メッセは言う
テクス「・・・・・お兄ちゃん?」
メッセ「遠慮するな?
家族だろ?
テクス「・・・・・・・・
うん^^!
帰り道
アライヴ「ありがとうございます」
メッセ「プリンのことか?」
アライヴ「・・・迷惑ばかり」
どこが?
アライヴ「・・・・・え?」
メッセ「どこに
迷惑なところがあった?
アライヴ「・・・・・・・・」
メッセ「・・・・・あ
・・・もしかして俺か?
フフフ♪
メッセ「どうしたよ?」
アライヴ「いえw
なんでもありませんw
メッセの家
二人で
夕飯を作る
メッセとアライヴ
アライヴ「手際が良いですね?」
メッセ「父さんは
もう居ねえし
母さんは身体が悪いからな
俺が作るしかねえんだよ
メッセ「まともな物
食べさせてあげたいしな
アライヴも
手際が良いな?
アライヴ「・・・・・お母さんが
・・・・・亡くなって
・・・子供の頃から
・・・あのクソヤローに
・・・料理を
・・・作ってましたからね
メッセ「子供の頃からか」
つまみ食いする
アライヴ「・・・・・あ」
メッセ「なるほどね
この味は
その成果だな?
アライヴ「・・・・・・・」
メッセ「めちゃくちゃ
うめぇし
アライヴ「・・・・・・
・・・私
アライヴ「・・・いま
・・・とんでもなく
・・・ネガティブなこと
・・・話しましたよね?
アライヴ「・・・髪のことだって
・・・そう
・・・綺麗だよ?って
・・・言ってくれた
アライヴ「・・・美容院にも行けずに
・・・伸びきった髪を
・・・あなたと
・・・話していると
アライヴ「・・・どんな
・・・ネガティブも
・・・ポジティブに
・・・変えてくれる
メッセ「あ?
思ったことを
言っただけだけど?
アライヴ「・・・・・・・・・
・・・その思ったことが
アライヴ「・・・・・誉め言葉しか出ない
・・・・・私たち
(・・・相性
・・・良すぎるのかも)
お姉ちゃ~ん!
お兄ちゃ~ん!
テクス「二人並んで
台所に立ってるなんて~~~!!
しんこんふ~ふ?
アライヴ「テクス!?」
メッセ「もしかしたら
そうなるかもしれねえな
アライヴ「・・・・・・・
(・・・これも
・・・思ったこと?)
アライヴ「(・・・・・ド直球過ぎて
・・・心が
・・・保てるだろうか)
夕飯
アリィ「・・・・・
・・・美味し過ぎる
アリィ「・・・息子と娘の
・・・作る料理が
・・・美味し過ぎる;;
アライヴ「お母さん?
肌艶良いですね?」
アリィ「息子の
作ってくれる
料理のおかげ」
メッセ「いちおう
栄養バランスは
考えてるつもりだぜ?
隠れて菓子
食ってなければな?
食べてないもん!!
テクス「だから!
お母さん!
そんなに!
きれいなんだね!?」
アリィ「・・・・・・・・
・・・この歳で
アリィ「・・・・・・・・
・・・きれいとかぁ;;
まだ
30代前半だろ?
就寝
明かりを消す
アライヴ「・・・・・・
(・・・なんて言うか)
アライヴ「(・・・1つの部屋に
・・・みんなで寝て)
アライヴ「(・・・・となりの布団に
・・・彼氏とか)
わりぃな?
アライヴ「え?」
メッセ「仕切りとか
明日までに用意するからよ?
アライヴ「・・・・・」
今日だけ我慢してくれ?
アライヴ「・・・・・
・・・無くても
・・・いいです
アライヴ「・・・・・昨夜も
・・・思ったけど
アライヴ「・・・1つ屋根の下で
・・・同じ部屋で
・・・となりに
・・・彼氏が居て
・・・寝てる
嫌か?
アライヴ「・・・・・嫌どころか
・・・襲わずに
・・・済むだろうか
・・・ド直球だな?
アライヴ「だって私
あなたの前では
言いたい事
言えるんですもの
アライヴ「素直になれると言うか?」
最高じゃん?
メッセ「それ
最高
アライヴ「・・・・・遠慮が
・・・・・無さすぎるとか
・・・・・思いません?」
メッセ「遠慮のない関係性って
最高だと思わねえ?
メッセ「変に取り繕うよりも」
アライヴ「・・・・・
・・・・・手
アライヴ「・・・・・握っても
・・・いいですか?
メッセ「いいよ?」
布団に手を入れ握る
アライヴ「・・・・・温かい」
メッセ「36,5度あるからな?」
アライヴ「・・・・・そういう意味じゃ
・・・・・ないけど」
アライヴ「・・・・・」
メッセ「どうした?」
アライヴ「・・・・・温かさを持った
・・・人間も
・・・居るのですね?
アライヴ「・・・・・私には
・・・温度のない
・・・人間ばかりと
・・・関わってきましたから
同じだな?
アライヴ「・・・・・え?」
メッセ「俺も
この世界に絶望していた
アライヴ「過去形ですか?」
メッセ「だな」
メッセ「みんな
クソヤローだと思ってな?
メッセ「でも
貴女のような
人間も居るのなら
メッセ「生きるのも悪くねえかなって
思ったよ?
アライヴ「・・・・・・・」
メッセ「ありがとうな?
希望をくれて
アライヴ「(・・・・・・・・
・・・心臓
・・・大丈夫かな?)
アライヴ「(・・・・・ド直球過ぎて
・・・今すぐ
・・・襲いたい)




