31話 ・・・ムリ
ヴェアは
本の読み過ぎで
”いろいろ”サボってるから
ヴェアの家
ヴェア「・・・・・
・・・サボって
・・・ないもん
ヴェア「・・・・・サボって
・・・サボって
・・・ない?
ヴェア「・・・・・本当に?
・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・
ヴェア「・・・・・たしかに
・・・本の
・・・読みすぎかも
・・・しれないけど
ヴェア「・・・・・でも
・・・”普通”だと
・・・思うんだけどなぁ
ヴェア「・・・・・・・・
・・・でも
・・・アライヴさんの
・・・髪と肌の艶
ヴェア「・・・・・・・・
・・・うらやましい
ヴェア「・・・・・こうなったら
・・・こうなったら
翌日 学校 昼休み
・・・お願いします
アライヴ「え?」
ヴェア「・・・・・頼みがあります」
アライヴ「・・・・・・・・
メッセは!
あげないからね!?
・・・そう
・・・なりますよね
ヴェア「・・・・・私が
・・・聞きたいのは
事情を説明した
アライヴ「・・・・・・・・・
・・・そんな
アライヴ「・・・・・そんなに
・・・私の
・・・髪と肌艶が
・・・良かったなんて
・・・無自覚
ヴェア「・・・・・だから
・・・アライヴさんの
・・・してること教えて?
アライヴ「私の
してること?
放課後 スーパー
ヴェア「・・・・・放課後に
・・・スーパーなんて
ヴェア「・・・・・家庭染みてる」
荷物を持つ
ヴェア「・・・・・けっこう
・・・・・重い」
アライヴ「さあ?
あと4件
行くよ?
ヴェア「なんで!?」
アライヴ「あのお店は
肉や魚が安い
ヴェア「・・・・・・」
あのお店は
調味料に添加物がない
ヴェア「・・・・・・」
あのお店は
野菜が安い
セールが多い
ヴェア「・・・・・・・」
・・・あと
・・・4件も!?
1時間後
ヴェア「・・・・・買い物袋が
・・・重い
アライヴ「さて
このあと料理ね?
1時間以上も周って!
この荷物を運んだ後に!?
メッセの家
テクス「お姉ちゃ~ん^^?
お友達~^^?
アライヴ「そうよ?
お母さんも
ありがとう」
アリィ「お友達と
夕飯作り
ありがとうね?」
ヴェア「(・・・・・この
・・・・・疲れのあとで
・・・夕飯
・・・作るんだ
アライヴ「ヴェアさん?
料理は?」
ヴェア「・・・・・野菜
・・・・・切れない」
アライヴ「今度
教えるから
今日は見ててね?
手慣れた手つきで
野菜を切って調理する
ヴェア「・・・・・・・・・
・・・お母さんみたい
アリィ
メッセ
アライヴ
テクス
ヴェア「いただきま~す」
夕飯を食べる
ヴェア「(・・・・・アライヴさん?
・・・疲れてないの?)
メッセ「皿は俺が洗うよ?」
アライヴ「たすかる~」
ヴェア「・・・・・・・・
・・・手伝って
・・・くれるんだ)
アライヴ「あとは
お湯で髪を洗って」
ヴェア「・・・・・・え?
・・・シャンプーとかじゃ
・・・ないの!?
耳打ちする
アライヴ「(いろいろあって
ぜいたく言えないからね)
ヴェア「(・・・・・じゃあ
・・・化粧水とかは?)
アライヴ「(使ってるけど
ドラッグストアの
コスパの良いやつよ?)」
ヴェア「(・・・・・・・高級のじゃ
・・・なかった)
帰り道
ヴェアを送る
メッセとアライヴ
ヴェア「(・・・・・送って
・・・・・くれるんだ
・・・疲れて!
・・・ないの!?)
ヴェア「・・・・・つまり
・・・・・まとめると
・・・・・アライヴさんの
・・・・・してることって
・・・飲み物は?
水だけよ?
ヴェア「ジュース!
飲まないの!?」
アライヴ「・・・・・う~ん
・・・角砂糖の数を
・・・考えるとねぇ
ヴェア「お菓子は!?」
アライヴ「・・・・・・・・
・・・太るよ?
・・・グサ!!
アライヴ「必要な栄養を
必要なだけ
摂取すれば良いし
ヴェア「・・・・・・・」
よけいな物は
食べなきゃ良いだけだし
ヴェア「・・・・・・・」
スーパー巡りで
運動も
ある意味
筋トレもできてるし
ヴェア「・・・・・・・・」
自分で料理を
手作りしてるから
可能な限り
添加物は避けられるし
ヴェア「・・・・・・・」
メッセ「つまりは
それらを毎日
アライヴはしてるよ?
・・・ムリ
翌日 学校
ヴェア「・・・・・アライヴさんの
・・・髪と
・・・肌艶が
・・・良い理由が
・・・わかったよ
セラン「それある意味
特殊な訓練だな?」
ヴェア「・・・・・私には
・・・ムリだった
セラン「・・・・・・・・・・
生きてるか?
リーザ?
ヴェア「あなたは
いつでも助けてくれる
もはや絶望さえ愛おしい
もう一度
私に言って?
私は
なんのために
生きれば良い?
セラン「俺のために生きろ?
滅びを
俺たちの
運命にはしない
セラン「まあ
本を読むことでしか
手に入れられない力も
あるんじゃないかな?
セラン「今のように」
ヴェア「・・・・・・・あ」
無い物ねだりなんじゃない?
セラン「アライヴさんも
本で得た
ヴェアの力が
欲しいかもしれないし
セラン「アライヴさんになる必要
ないんじゃないかな?
ヴェア「・・・・・・・・・
・・・そっか
ヴェア「・・・・・私は
・・・私か
ヴェア「・・・・・・・
・・・ねえ?
ヴェア「・・・・・私の
・・・・・髪と肌
・・・どう思う?
セラン「ヴェアは
本の読み過ぎで
”いろいろ”サボってるから
・・・そこは
・・・ウソでも
・・・誉めてよ?




