第98話:ニューヨーク・ヤンキース編スタート!!
橘兄弟とトレーナーの高井はニューヨーク・ヤンキースのチームに加わった。ニューヨークでは、歓迎8割、批判2割だった。何故批判する者がいるかと言うと、宿敵ドジャースの一員であった橘周に、ヤンキースタジアムで何度も何度も悔しい思いというか、恥をかかされてきたから、すんなりと受け入れられない連中がいたのだ。
しかも「老い先短いピッチャーにクローザーが務まるのか?」というもっともな意見もあった。
「これから長く活躍が見込まれる弟のお守り役だ」といいう嫌味もあった。
でも8割は歓迎する声だ。ダンスと陸上でも実績があることに、野球にさほど興味が無い人達も反応した。
さて、クローザーとしてマウンドに上がる際の登場曲には、またしても古ーいヒップホップを選んだ。
The Bar-Kays - Freakshow On The Dance Floor
そしてヤンキースタジアムでの開幕戦。いきなり2点リードで9回に登板した。登場曲とともに現れると球場全体が熱狂だ!三振祭りとはいかなかったが、セカンドコロ、三振、サードフライと抑え込んで幸先いいスタートとなった。
クローザーが抑えただけなのに、いきなりスターティングオベーションが巻き起こり、橘周の人気の高さを証明した。
昨年と同等かそれ以上のキレというか、高めストレートの浮き上がり幅に驚きの声が上がるとともに、ファンや関係者はホッと胸をなでおろした。
橘周の新たな広告起用を考えていた企業も動き出す。中には今まで日本人を使うことの無かった半導体・AI企業と宇宙産業企業等も、競ってオファーの準備だ。
世界一のビジネスの中心ニューヨークに移った橘周が、世界一の広告塔になろとしていた。
次は、弟の壮太郎の出番だ




