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地上10センチから世界を征する 剛腕の左のアンダースロー  作者: 伊藤ライリー
ニューヨーク・ヤンキース編
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98/304

第98話:ニューヨーク・ヤンキース編スタート!!

橘兄弟とトレーナーの高井はニューヨーク・ヤンキースのチームに加わった。ニューヨークでは、歓迎8割、批判2割だった。何故批判する者がいるかと言うと、宿敵ドジャースの一員であった橘周に、ヤンキースタジアムで何度も何度も悔しい思いというか、恥をかかされてきたから、すんなりと受け入れられない連中がいたのだ。


しかも「老い先短いピッチャーにクローザーが務まるのか?」というもっともな意見もあった。


「これから長く活躍が見込まれる弟のお守り役だ」といいう嫌味もあった。


でも8割は歓迎する声だ。ダンスと陸上でも実績があることに、野球にさほど興味が無い人達も反応した。


さて、クローザーとしてマウンドに上がる際の登場曲には、またしても古ーいヒップホップを選んだ。


The Bar-Kays - Freakshow On The Dance Floor


そしてヤンキースタジアムでの開幕戦。いきなり2点リードで9回に登板した。登場曲とともに現れると球場全体が熱狂だ!三振祭りとはいかなかったが、セカンドコロ、三振、サードフライと抑え込んで幸先いいスタートとなった。


クローザーが抑えただけなのに、いきなりスターティングオベーションが巻き起こり、橘周の人気の高さを証明した。


昨年と同等かそれ以上のキレというか、高めストレートの浮き上がり幅に驚きの声が上がるとともに、ファンや関係者はホッと胸をなでおろした。


橘周の新たな広告起用を考えていた企業も動き出す。中には今まで日本人を使うことの無かった半導体・AI企業と宇宙産業企業等も、競ってオファーの準備だ。


世界一のビジネスの中心ニューヨークに移った橘周が、世界一の広告塔になろとしていた。



次は、弟の壮太郎の出番だ

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