第91話:大学の時の陸上競技生活①
15年近く前のこと。大学2年生の時急に陸上部に入ることになった話。
15年ほど遡って大学生の時。高校でダンス部に入って以来4年間ダンス中心の生活を続けて、ちょっと沼っていた。
将来ダンスで食べていけるのか?何歳までできるのか?何度か誘われた芸能界に入るのか、でも性格的に向いて無さそうだ・・・とか。後、生まれつき飽き性でもあり、まあまあやりつくしたなあという思いもあり・・・
そんな大学2年のある時同学年の知り合いから「お前足がかなり速いらしいやん、陸上部に入らないか?」と勧誘にあった。躊躇していると、「まあ先輩に会うだけでもいいよ」と言うので、興味本位で面会することになった。
「陸上は皆真面目そうだから、囲まれて脅されて無理強いされるこもないだろう。そうなってもやっつければいいし」と考えていた(笑)。
橘周は、小さい頃から俊足であったけど、かけっこ競技にたいした興味が沸かず、中学校の時の50mの記録しか残っていない。もちろんその時もチームというか学校で1番速かった。
大学3年生との面会で「いきなり陸上部に入るのが難しいなら、2,3日遊びにきて、100mのタイム図ってみよう」とのことで、「それなら面白そう」と快諾した。
初日、ストレッチやジョギングの後、初めてスパイクを履いてスタート練習だ。実はスターティングブロックも初体験で、色々と戸惑った。なのでケガの恐れがあるからと、初日のタイム測定は先輩の判断で止めた、
そして2日目。まだいまいちスパイクに慣れていない中でタイム測定。
手動のストップウォッチで10秒7をたたき出してしまった!
「いきなり凄いぞ!電気時計で正確に測ると11秒だけどな」
「え、11秒なんですか?ちょっと悔しいです。ウサイン・ボルトより1秒以上遅いじゃないですか?」
「いやいやスパイクにもスターティングブロックに慣れて無い素人にしては相当速いぞ」
先輩は、悔しそうな橘周を見て、しめしめと感じた。
「じゃあ、1ヶ月間練習だな。0.2か0.3秒縮まるかもしれんぞ」
「しまった、はめられた(笑)。分かりました。足が速くなるのは野球にも役立つので1ヶ月間通ってみます」
これが陸上生活の始まりだった。




