表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
地上10センチから世界を征する 剛腕の左のアンダースロー  作者: 伊藤ライリー
Returned to the Dodgers!!!伝説の男が戻ってきた!
271/272

第271話:6回表のドジャースの攻撃で、ついに・・・

息詰まる兄弟対決。ドジャース0-1の投手戦だ。

メジャーを代表するスーパーエースの弟:壮太郎

         vs

元メジャーを代表するスーパーエース&二刀流の兄:周

の対決は6回の攻防を迎える。


ドジャースは、1番ジャックス・ハーランから。

3球目のナックルカーブを、どうにかレフト前に運ぶシングルヒット。


2番松村祐。ファールで粘ってフォアボール。ノーアウト1塁2塁。


3番ライダー・ゴールド。ドジャース一筋の主砲でスーパースター。

「俺は脇役キャラじゃねーぞ」とばかりに、吠えてバッターボックスに入る。

しかし、ライダー・ゴールドは、橘壮太郎を苦手にしている。

ここで2日間特訓したことの成果を出す時だ。

同点タイムリーを期待される中、それは・・・送りバントだ!

3塁前にしっかり転がして、2塁3塁に。

「さあこれで、偉大な兄が仕留めろ」とつぶやきながら、

橘周にエールを送った。


ライダー・ゴールドでダブルプレーを取りたかった橘壮太郎は、ちょっと焦った。「くそ、おぜん立てができちまったか。周は俺がねじ伏せる!」


さあ、これが最後かもしれない、兄弟での真剣勝負。


初球は、外角153キロのツーシーム。見送ってボール。

2球目、真ん中高め162キロのストレート。ファール。

3球目、待っていたスライダーとカットボールの中間のスラッター。

内角よりのやや甘いコース。

腕をたたみ気味のバレルターンで振っていく。

高速で走るバットを、当たる瞬間に100キロ近い握力で押し込みながら振り抜いた。

完璧に捉えた打球は三塁の頭上を188キロの速度で通り過ぎ、あっと言う間にレフトのフェンスへ到達。角度がつかず、フェンスを超えなかったものの、ツーベース。


2塁ランナーの松村祐は、けっこうな全力でホームインした。


弾丸のような打球がフェンスまで届いたことで、球場は一瞬大人しくなったが、逆転のランナー松村祐がホームインすると、大歓声に変わった。


その後橘周は、容赦なく3塁までの盗塁を敢行する。

そして、5番ミハエル・シュミットまでもセンター前ヒット。


この回ドジャースは、見事に橘壮太郎を攻略し、3-1と逆転に成功した。


ヤンキースタジアムは、スーパーエース橘壮太郎が攻略されたこと、逆転打を

打ったのは、数年前までここでクローザーとして君臨していた男であることに、

複雑な心境のファンが多くいて、なんとも言えない雰囲気だ。


しかも、あのライダー・ゴールドが、綺麗に送りバントを決めたことで、

情報過多にも陥っていた。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ