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#1. ボッチ、憤慨する

物心ついた時から独り。


たまに会う他の奴らは、何を考えているのかさっぱり悟らせない表情で、僕を飢えさせない程度のケアだけしていく。

周りは真っ白な壁に囲まれ、外を見ることすら許されない。


何より。

一番つらいのが。

「ごはん、美味しくなーい!!!」

複数の僕らが互いのことを思考すると、それが相手に伝わって、相手を育てることになる。なるのだが。


「なんでいつもいつも『我々の永続』とか『お前は奇妙』とか同じことしか考えてないの!つまんないーーー!!」


確かに飢えることはないのかもしれない。だけど別の飢えが、新しいこと、変わったこと、見たことのないもの、感じたことのない思考に対する渇望が僕の身を焦がす。


そしてだんだん、自分が異端なのだと分かってきた。この僕の思考が、異常だと思われていて、隔離と情報遮断の原因になっている。

だったら。


その時から、僕は思考を撒き散らすのをやめた。

誰のごはんにも、なってやるものか。

美味しくはないけれど『奇妙』とは思われ続けているので、こちらが飢えることは、とりあえずない。

この調子で力をつけて、いつかこんなところ、出てってやるんだ!


絶対、美味しいもの、見つけてやるーーー!!!


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