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FTS  作者: くきくん
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第十一章 VS 23

「まだ、疲れておるじゃろうが、ここも決して安全とは言えん。もう一息じゃから、要塞まで頑張るんじゃ。」


サジの一言に皆、腰を上げ、立ち上がった。立ち上がると体中に痛みが走る。


「っ痛!?」


皆、体力の限界だった。フラつきながらも早川たちは必死でサジの後に続いた。疲れているせいもあるのか、なかなか要塞の入り口は近づいてこない。


「なんだか、全然進んでいる感じがしない・・・もうかなり歩いたような気がするんだけど・・・」


早川が思わず愚痴をこぼす。


「たしかに変ね。前にもあったけど地球とは見え方が違うのかしら。遠くにあると思ったら意外と近くだったり、近くだと感じたら遠かったり、不思議ね。」


すると、ウォーレンが、


「それは地球人の問題だ。地球人の感覚がまだこの星には適応出来ていない。我々は多くの星を訪れるが、同じような経験がある。やはり、地球人は地球の環境に適応した進化を遂げた一方で、宇宙という広大な視野で考えれば、適さない種族と言えよう。我々も元々は地球人。地球の遺伝子を受け継いでいるので、他の星の種族と比べれば不利な事も多い。」


「それで、かなり違和感を感じるのね。」


友香は納得しているようだったが、早川はそんなことより早く要塞に入り、休みたいというのが本心だった。

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