第十章 地球からの・・・ 2
順平と共にやってきた10人の兵士は、食事は携帯食を持っているので大丈夫ということでキャンプ地周辺を引き続き警護してくれていた。
順平は、自分たちの乗ってきたロケットで、地球と交信を試みると、途中で別れた。順平たちの乗ってきたロケットはキャンプ地からは30分ほど歩いた場所に着陸したようだった。
ウォーレンとロジャーは、そういう性格からなのか、それとも使命感からなのか、なかなか休もうとはせず、周囲をグルグルと徘徊していた。地球からの兵士達が周囲を見張ってくれているから、少し休んではと提案したが、聞き入れられなかった。
さすがにレイニーも今度ばかりは疲れたのか、地面に腰を下ろしていた。
そんな光景を見ながら、早川も地面に腰を下ろし、地球からの援軍ロケットが来ないだろうかと、空を見上げてキョロキョロと上空を見回してみた。安藤も同じことを思ったらしく、隣で空を見上げていた。
「いつ来るんでしょうね?」
「これだけは予測不可能だな。もしかしたら一時間後くらいには来るかもしれないし、数日かかるのかもしれない。でも、車みたいに渋滞なんかの心配はないから、そんなに遅くなることもないんじゃないか?」
「でも、宇宙にも磁気嵐とか、俺たちの知らない物質なんかが邪魔をしていることも考えられますよ!」
「まあ、俺たちがここでどうこう言っても始まらねぇし、今はのんびりと疲れでも癒すとしよう。それにしてもノレッセの連中は諦めて大人しくどこかへ行ってくれねぇかな!」
「ウォーレンの話だと、諦めてくれそうもありませんよね・・・」
「しかし、向こうにももう武器はないだろうし、人数的にも今はこっちの方が有利だろう。まさか、ホルキンス人達を人質に取るなんて真似はしないだろう?」
「その辺はサジさんとシーバが、うまく段取りしているようなので、すでに見つからない場所に逃げ込んでいると思いますよ。」
そんなやりとりをしていると、調理場の方からいい香りがしてきた。
「皆、出来たわよ!」
友香が大きな声で叫ぶ。その声と、香りに反応するかのように皆、腰を上げた。




