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第54話 裏ルート(ただしハードモード)

「んん……ありえなく……は……ないかも……」


絞り出すような、マリーちゃんのファイナルアンサー!!

マジで!やった!


「でも……、グラナド家が主導したことにしないとダメかも。暗殺計画を察知していて、グラナド家からルナが派遣されたとか……」


え?その後付けは無理無理!

襲われる前に片付けろってなるよね!?

知ってたのに放置して王族危険に晒したとかなんない?


「あとは、何としてもレイティシア様の身を守れと命じられてたとか……」


ん!採用!!そういうことにしよう!

後で口裏を合わせる!!グラナド伯爵、カモーンヌ!


「でも、ルナ?あなたの立場だと、騎士爵叙爵くらいは受けていてもいいと思うわよ?」


え?なんで?騎士コースは勘弁よ?

痛いし、臭いし、ゴリラいるし。


「身分はあなたを守る盾にもなるのよ?純粋な貴族じゃないけど、平民でもなくなるわ。学院内に限れば、跡継ぎじゃない貴族家の子息とかとは対等くらいの立場にはなるわよ?」


むむむむ!?そんなもの?

その辺の感覚はわかんないな……


「なんなら、私の感覚では、対等って感じよ?ふふふ、いいじゃない、ルナは私のこといつも様付けだけど、取ってほしいもの」


きゃああああ!

なんて、可愛らしいの!マリーちゃん!

脳内ではすでにちゃん呼びだけどぉ!


「あとは……、レイティシア様はルナに執着してるからねぇ……。側近じゃないとしても、侍女にしたいって思うんじゃないかなぁ」


ん?何それ、不穏。

執着しても何もでてこないよ?


「その時にも平民、よりは騎士爵持ち、の方がいいわよ?周りはみんな貴族家の令嬢だから。なんなら私も狙ってるし」


むむむむむ!それは悩ましい!

でも、マリーちゃんと一緒なら……。

侍女ライフ……意外とありかも?メイドさんってことよね?

メイド服!コスプレ!リアル志向!良き!


よし……その線で行こう。


「礼儀作法、給仕、身の回りの雑務、予定の管理、護衛、体調管理、調整、その他諸々……。結構、色々学ばないといけなくなるけどね」


え?思ったよりハードじゃね?

てっきり、メイド服のスカートの中から、『こんなこともあろうかと』っていいながら、茶器とかテーブルとかを出せばいいのかと思ってた。


それはそれでどうやってやるのか知らんけど。

魔法かな?魔法適性必要?


「でも、ルナと一緒に働けるなら、それも悪くないわね」


あはー!マリーちゃん天使すぎる!男なら惚れてたね!

友達っていいね!ハードモードでも頑張れそう!


よし!まずは裏ルート開拓!

グラナド家にお手紙書かないとね!


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