表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
40/70

第40話 言いたいことはそれだけか?

学院の大階段(普通の階段)を降りる私達。そんなタカラジェンヌ達の前に見知った姿があった。


「ルナ!どこのクラスにもいないなんて、どうしたんだよ!」


おお、クリストフ!忘れてたよ。

従者失格だね、私!テヘペロ!

よし、利用させて貰おう!


「レイティシア様、申し訳ありません。あの者はグラナド伯爵のご子息、クリストフ様でして、私はあの方の従者としてここにきていますので……」


穏便に離脱させてもらおうじゃないか!


「あら?そうなのね?……クリストフさんとおっしゃるのね、御機嫌よう。私はレイティシア・ローゼリアといいますの。先程、ルナさんのお友達にしていただきまして、これから食堂で交友を深めるところですの。少しの間、あなたの従者、お預かりしてもよろしいかしら?」


ぬぉぉぉい!!

ドストレートに行きやがったよ!!

そら、この国の名前を家名にしてる御方のお願いを断れるわけないよ、うちのクリスは!!


って、なに顔赤くしてんだよ!

身分差をわきまえろ!下郎が!!

いや、わたしが言うことじゃないんだけど!


「あ、はい、殿下!心ゆくまでお連れください……」


そういうしかないよねぇーー!


「ふふ!やった!ルナさん、何の問題も無くなりましたよ」


いや、有りまくりですよ!?

ていうか、『やった!』って可愛らしいな!

庶民的な王女って人気あるやつよね、こっちは迷惑だけど!


結局、ランチご一緒したさ……

上司との飲み会は楽しくないって、前世のお父さんが言ってたけど……

何の味もしなくなるんだねぇ……



午後は剣術の授業。

といっても、クラスの半分は居なくなる。

なんと、居なくなった半分は魔法の授業なんだそうな。


いいなー。使えなくても見てみたいよ。


そういう流れなので、ここにいる者は、魔法適性がないってことだ。侯爵家のクソガキ、御愁傷様。

絡んでくるんじゃねえよ。


「お前、レイティシア様に気に入られてるからっていい気になってんじゃねぇぞ」


おお〜、テンプレ通りのお言葉。

むしろ感動するよね。


「頭良くても魔法つかえなきゃな。そんななりじゃ、剣術なんてお遊戯程度だろ?はっはっ!」


いや〜、君、それ全部自分に跳ね返ってこないかな?それ、ブーメランっていうよ?


「特別に俺が稽古つけてやるよ、な?……何アホっぽい顔してんだよ、おら」


ああ、いかんいかん。

話長いから、せめて走馬灯を遅くしてたら、デッドリーフィッシュアイになってたよ。


「二度と俺に逆らえないように叩き込んでやる、ほら、木剣もってこい!」


んー、めんどくさいなぁ。

教官はよこないかなぁ。


「教官はしばらくこねぇからな。急用つくらせたからよ」


親の権力を無駄遣いするんじゃないよ、まったく……


「へへ、じゃあ始めようか。泣いても許さねぇからな!」


あー、もう!よかろう!

言いたいことはそれだけか?


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ