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「それにしても、夕方まできたら誰か気づかないかな」
「ここは旧倉庫だから、片付けで人が来ることはないから…どうなんだろう」
なんでこんなことになってしまったのか、自分では全然よくわからなかった。
「なんか、うちの弟がごめんな」
「え?」
いきなりアオイは、私に頭を下げてきた。
「たぶん。弟のせいだろ、コレ」
「そう?かな」
あまりそんなことを考えてはいなかったけど、ミツルギャル軍に閉じ込められた事を考えたらそうなのかな?
「アイツは昔から、自分が欲しいもの手に入らないと意地になる癖があるから」
「そうなんだ」
ミツルから「なんで、俺を好きにならないの?」って聞かれたけど、私は好きじゃないし、ミツルから構われている状態だから、自分には対処のしようがなくて困る。そもそも、ミツルは私のこと好きだから構っているとかじゃないってギャル軍に言ってあげたい。
からかってるって言うか、私が好きにならないから意地になっているだけなんだ、きっと。
「めるは、なんで部活入らないの?」
いきなり話が変わってビックリしたけど、兄弟の話しに飽きたアオイが部活のことを聞いてきた。
「なんか、中学の時に吹奏楽で1番頑張ってたつもりで…でも、三年生のときに部長になれなくて」
「うん」
アオイは、私の話を静かに聞いてくれた。
「うーん。部長になりたくて頑張ってきたわけじゃないのにね。皆を引っ張ってるって1人で勘違いしてたみたい…バカだよね」
「そうなんだ」
楽しくなかったわけではないんだけど、高校生になっても続けようとは思えなかっただけなのかも。
「辛いこと聞いちゃったな」
「そんなことないよ。こないだ公園で私もアオイくんの辛いこと聞いちゃったからおあいこだよ。学校にも家庭にも辛いことってあるよね」
「うん……」
アオイの場合、弟と同じ学校で同じクラスだから、休まる所なんてないのかもしれないけど。
夕方になってきてしまった。
「見つけてもらえなかったら、どうしよう…」
「明日、休みだもんな」
二人して途方に暮れていると、旧倉庫の扉がいきなり開いた。
「おーい。やっと見つけたぜ」
扉を開けてくれたのはミツルだった。
殺人事件起こるのかと思って、書いてる作者が1番ヒヤヒヤした(何




