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今日こそ、可愛い私で出かけなくちゃ!と、クローゼットの中身と向き合う。
「えっと、まだアオイくんとのお出かけに来たことないやつ」
まだ、コートはいるかな?カーディガンとかで大丈夫かも?ちょっと春先用のだと、まだ少し寒いかもしれないな。
洋服を決めた後に、まだお昼前で時間がありそうだったので、髪の毛をヘアーアイロンでどうにかしよう!と思い立った。一応、アオイは美容院帰りなんだもんね。
動画を見ながら、クルクルしてみるも、あまり想像通りにいかなくて結局いつも通りになってしまった。
「私も一緒に美容院にいってセットしてもらいたかったよぉ」
結局、アオイは髪の毛何色にするんだろう??と、わくわくしながら、家を出た。
駅について、まだ待ち合わせよりも早い時間に到着したから、アオイは駅にいないと思ってホッとしていたら、突然男の人に声をかけられた。
「める、お待たせ」
「え?!」
そこには、前髪を短くして茶髪になったアオイが手を振りながら私の方へと歩いてきていた。
「(アオイくん、もう駅にいたの?!」
目にかかっていた前髪が短くなって、視線がしっかりと合う。
髪の毛の色も明るくなったから、全然気づかなかったけど、やっぱり髪型を整えたらイケメンだ。
「今日のめる。可愛いな」
「へ?!」
喉がひっくり返って変な声がでてしまった。
「な、な、何しに行くんだっけ?」
あまりにも爽やかになってしまったアオイが別人のようで頭の中が真っ白になってしまう。
「俺の眼鏡を選んでくれるんでしょ?」
「あ、そうだった。(もはや、コンタクトにしたほうがいいのでは??!」
首を傾けたアオイが、俳優さんのようなカッコ良さで私に話しかける。
「行こうか」
アオイが、そっと繋いだ手を私は振り払ってしまった。
「わっ!」
他意はない。もちろん嫌だとか、そんな気持ちでは、全然なかったんだけど…
「えっと、ごめん?」
やっぱりアオイは、昨日までのアオイと何も変わっていなくて、手を繋ぎたくない理由を自分のせいだって思ったみたいだ。
「あ!違うの!嫌だったわけじゃないの」
「どうした?」
「その…」
あまりにも周りから注目されているアオイと私との差がありすぎて、私が恋人なのが恥ずかしくなってしまったんだ。
「私が隣を歩くには、アオイくんがカッコよすぎて…その」
釣り合っていない。そう言おうとして、アオイに言葉を遮られた。
「ん?俺は何も変わってないよ?俺は俺だし、俺の恋人はめるだけだよ?」
「う゛〜〜〜〜っ」
アオイのメロさが、顔面をよりキラキラさせている。
「俺の眼鏡を新しくするんじゃなくて、めるの洋服とか探しに行く日にする?そのままでも十分可愛いけど」
「う、うわーーーーーーーっ!」
私は、これ以上アオイのカッコ良さを受け止めきれなくて、全速力で来た道を走り出した。
「え、ちょっと?どこ行くんだよ!」




