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顔を赤らめてリビングに戻ると、叔父さんがニコニコ出迎えてくれた。
「アオイ帰ってきたね。朝ごはんは、どうする?」
「アオイくんと一緒がいいです」
「そっかぁーもしかして、僕はお邪魔かな?」
「そんなそんな!!」
叔父さんに茶化されて、もっと顔が赤くなっているような気がする。
「本当にめるちゃん、噂通り可愛いんだね」
「え?!」
噂通りってなに??アオイは普段私の事なんて言っているの?
「叔父さんが高校生女子を口説くのやめてくださーい」
お風呂から上がってきたアオイが、まだ濡れた髪の毛をガシガシとタオルで拭きながらリビングに登場した。
「ほらほら、彼女の前で嫉妬心全開だと嫌われちゃうよ??」
あまり学校でも『アオイの彼女』とか言われたことがないので、その扱いにそもそも慣れていなくて、耳まで真っ赤になってうつむいた。
「それに、いまどき根掘り葉掘り聞いたりするのもセクハラって言われる時代だよ?」
「それは失礼しました。僕も一緒に朝ごはん食べたいんですけど、よろしいですか?」
叔父さんが優しく聞いてくれたけど、私は小さな返事しか返すことが出来なかった。
「………………はぃ」
そんな私の隣の席にアオイは座った。
「俺、髪の毛を染めようと思うんだけど、どう?」
「え?なんで??」
アオイから質問されて、私はようやく顔を上げた。黒髪のままのアオイのほうが好きなんだけどな。
「だって、いまミツルが黒髪なんでしょ?」
「あ、うん。クラスの皆も見間違えそうって言ってたけど」
「眼鏡の度が合わなくなってきたし、眼鏡変えるついでに髪も変えようかなって」
たまに掛けてる眼鏡の具合がよくないのかな。
「じゃ、朝ごはん食べ終わったらデートにいくんだ♪」
私よりも叔父さんがご機嫌そうだ。
「え、でも髪の毛染めるの時間かかるし、制服のままなのも嫌だろ?」
「私はヒマだし何でもいいけど」
金曜日の夕方からアオイを追ってきたから、たしかに私には着て出れる服は制服しかない。
私服のアオイの隣を制服の私が歩いてるのも変?かな?
「じゃ、午前中に美容院にいってくるから、午後から眼鏡探し手伝ってくれる?」
「うんうん」
私は、今日もアオイと一緒にいられるみたいで嬉しくなった。
とりあえず、1回家に帰って親に説明して自分も私服に着替えることにした。




