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アオイが学校にきている事が分かった私は、学校から帰るアオイの後を追う事にした。
勇気を出せば、その後ろ姿を見つめている間に声がかけられるかもって思ったんだけど、なかなか声がかけれないでいた。
駅まで歩くと、アオイは自分の家の方ではない道を歩いていこうとしていた。
「(どこに行くんだろう?」
とりあえず、私はアオイの後を追いかけた。
すると、アオイはどこかよくわからないマンションへと入っていった。
「(どこ??ここ?」
アオイの家ではない場所にアオイが消えていってしまって、困り果ててそのマンションの前をウロウロしていると、
「めるちゃん??」
私は、マンションから出てきた知らない人から声をかけられた。
「え?はい、そうです」
「よかった。話しかけて違ったらどうしようかと思ったよ」
人の良さそうなオジサンに声をかけられた。
「僕はアオイの叔父です。もともとアオイが実家そんなに好きじゃなくて、たまにうちに来ることあったんだけど、傍にいてあげてくれない、かな?」
「私がですか?」
私が原因なのに、私がアオイの傍にいること許されるのかな…。
「はい。これ、マンションの鍵。僕はこれから仕事に行くから、よろしく」
そういうと、叔父という人から鍵を受け取った。
こうなってしまったら、逆にアオイに会わないという選択肢はなくなってしまったような気がする。
私は、渡された鍵に書かれている号数の部屋へと向かった。
カシャンッという金属音がして、鍵で扉を開けることが出来た。
「叔父さん、忘れもの?……!!なんで?」
扉から私が入ってきた事に、アオイはビックリして目を見開いている。
「ごめんね。ついて来ちゃったの」
お互いの間に気まずい空気が流れているのが分かる。
「下でアオイくんの叔父さんが鍵を渡してくれて…私になんて、もう会いたくないかもって思ったんだけど、話がしたくて…」
「別れ話??」
私が、言葉を選んで話をしようとしている中、アオイから直接的な言葉が飛んできた。
「ううん。私、あんなことがあったのに、アオイくんとは別れたくなくて」
「いつもながら、めるのせいではないでしょ」
下を向いた私に、アオイは私のせいじゃないと言ってくれた。
「俺と一緒にいたら、まためるが傷つく事になるなら…俺から離れたほうがいい」
「それでいったらアオイくんのせいでもないでしょ」
ミツルがアオイを気にいらないからというだけで、いろいろしてきているにしては、その度を越えているような気がする。
「でも、俺がミツルの兄弟なことは、どこまでいっても変わらないし」
「うん…だから、諦める理由にはならないかなって思ったの」
「………。」
「ごめんね。先生から、眠れてないって聞いて心配で」
お互いが自分のせいでって思ってしまっているみたいだ。こういう時、どうしたらいいんだろう。
玄関先で立ち尽くしている私にアオイが近づいてきた。
「…俺は、めるのこと好きでいていいの?」
「私が飽きるまで付き合ってくれるって言ったのはアオイくんのほうだよ?」
私は、靴を脱ぐとそっとアオイを抱きしめた。




