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45/56

ー45ー

 結局、バレンタインの日からアオイはその後も2週間くらい学校には来ていない。謝りたくても謝れないような日々が続いてしまっている。

「(本当にどうしよう。メールもなんて出したらいいのか、分からないし。テスト期間とか、どうするんだろう」

 担任の先生からプリントとか預かって会いに行く…?とか。考えてみたりしたけど、そもそも双子の兄弟が同じクラスだし、届けるプリントもなにもないのかも。

 私は心配になって、もう一度担任の先生にアオイのことを聞いてみた。

「あの、先生。アオイくんは、大丈夫ですか??全然学校に来てないですけど」

「ああ、朝倉には言っても大丈夫かな。実は、学校には来てるんだよ」

 担任の先生からの新事実にビックリしてしまった。

「え?!そうなんですか??」

「ただ…教室に居づらいらしくて、保健室登校してるんだ」

「そうだったんですね」

 アオイは、学校に来ていたらしい。いつからだろう。全然気づかなかった。

 でも、教室に居づらいって…やっぱり私の事が原因なんだよね。

 私は、お昼休みを使って会いに行く事にした。

コンコンッ

 保健室の扉を叩いて中に入った。

「はいはーい?」

 保健室の男の先生の声がして、中に入った。

「あ、あの…アオイくんって」

「朝倉か、朝日はいま寝てるよ」

 そうなんだ。顔を合わせた所で何を喋ったらいいのか分からなかったから、むしろ寝ていてくれてよかった。と、すら思ってしまった。

「2人の間で、なんかあった?」

 先生から聞かれたところで、男の人だし上手く喋れる自信もなくて話をそらした。

「…先生は、アオイくんから何か聞いていたりしますか?」

「いいや?」

 先生はアオイから二人のことで何か聞かされていることはないらしい。

「ただ、家では眠れないらしくてね。登校したら学校でほぼ寝ているような感じかな」

 そうなんだ。眠れない原因を作ってしまっただけに心苦しい。

 保健室のベットのカーテンを覗いてみると、メガネを横に置いて眠るアオイの姿を見ることができた。

 そのままお昼休みが終わってしまったので、私は教室に戻ることにした。


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