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「え?」
いまのってキスだった?あまりにも軽かったので、びっくりして声をあげてしまった。
「ん?」
アオイも私の声に首を傾げる。何か違和感を感じたけれど、それが何か分からないまま私の視界がぐにゃんと曲がって、私はそのまま床に倒れてしまった。
「ぅ……ん…」
私が次に目を覚ました時には、アオイのベットの上でアオイに腕枕された状態だった。
「………へ?!(ぇ?!」
なんで、私もアオイも服着てないの?
「める、おはよ」
まだ起き抜けのぼやけた頭の私にアオイは優しいキスを落とす。
「え?え?!(どうなってるの?」
「気持ちよすぎで気絶しちゃってたんだよ」
え、なにも覚えてないんだけど、どうなってるの???
パニックな私の視界には、アオイも上半身が裸で、どこに目を向けていたらいいのかもよくわからない。
「もう1回、同じ事したら思い出す?」
「へ?!待って、心の準備が!」
私の気持ちを無視してグイグイくるアオイに翻弄されていると、アオイの部屋の扉が開いた。
「え?誰?」
ベットから、扉の方に目をやると、そこには外から帰ってきたアオイが立っていた。
「(アオイくんが二人?!?!」
じゃ、この目の前のアオイは誰??
「アオイくん!たすけっ…」
アオイに助けを求めようとして、いまの自分が何も着てないことを思い出す。
私を助けようと部屋に入り込んできていたアオイに私は
「や、やっぱりダメ!こっち来ちゃダメ!」
ベットまで近づいてきていたアオイは、私の声に反応して私の言葉通りに部屋を出ていく。
アオイに裸を見られなかったけど、この状況をどうしたらいいの??!
「やっと俺だけのめるになったね」
「やめて!ミツルくん」
さっき玄関先で会ったときは金髪だったのに、いつのまに黒髪にしてきたんだろう。
なんとなく感じていた違和感は、アオイがしないようなキスだったんだ。なんで、気づけなかったんだろう。アオイとミツルを見分ける自信あったはずなのに……




