94/102
あれから三年と六日目
色々と話したいことがあった。
「は?」
ちょっと出掛けない?
だから朝、メリッサに聞いたら心底鬱陶しそうな顔でそう返ってきた。
なんか、女の子は出掛けるとなると色々準備があるそうだ。
いきなりその日に誘うなんて常識がなってないとかそんなんだからモテないとか死んだ魚みたいな目をしてるだとかか散々な言われようだった。半分くらい関係のない悪口だった。
昔は遊びに誘えば二つ返事で付き合ってくれたのに。
時の流れは残酷だ。改めて思った。
口に出したら睨まれたので思うだけにしとけばよかったと心の底から思った。
昔の俺はこんな犯罪者も真っ青な闇ギルドのマスターをやってるなんて想像もしてなかっただろう。なんなら今の俺もまだ信じてなかったりする。
結局、そんな調子で文句をつらつらと並べながらも何だかんだで用意を整えて、ちゃんと時間をくれていたらもっとちゃんと用意できたとまだ追い討ちのように言ってくるメリッサに今度からは誘う一週間前にはちゃんと言っておこうと心に決めて外に連れ出した。
どこに行くかを決めてなかったせいでまたすっごい怒られた。
今度からはちゃんとどこに行くかも事前に決めておこう。うん。




