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まだ魔王討伐に行くのは優秀な幼なじみ達だけだと思っているごく普通の少年の日記【連載】  作者: 日暮キルハ
まだ魔王討伐を終えた優秀な幼なじみ達とまともな日常を送れると思っていた時期もあったごく普通の青年の日記

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あれから三年と四日目(10)

 最近、本当に予定通りにいかない。

 朝起きたらお気に入りの目覚まし時計壊されてるし、壊した犯人のノアはナギを騙して危ない依頼に連れてっちゃうし。挙げ句の果てにナギに人間と魔族のハーフってバレちゃうし。

 人を自分の思い通りに動かそうなんて頭の悪いことは考えてないけどさ、みんなもうちょっと俺の言葉を聞いてくれてもよくない?


 朝起きて依頼書がなくなってるのに気づいたとき、どれだけ俺が焦ったことか。

 何とかギリギリ間に合って二人が生きていることを確認できたとき、どれだけ俺が安堵したことか。

 二人がとんでもない大怪我負ってるのに気づいたとき、メリッサの魔法道具で治せるかどれだけ俺が不安だったことか。

 頼むから、余計な心配をかけないで欲しい。


 二足歩行のきっしょい化け物出てくるし、メリッサの攻撃魔法まともにくらっても死なないし、レヴィア使ったせいで迷宮内で意識は失うし。

 ほんと、二度と迷宮なんて行きたくない。


 不幸中の幸いで、俺が意識を失ってからはあのきっしょい化け物に出会うことはなかったらしく、ちょっとの苦労はあったらしいけど無事に二人は俺を連れて迷宮を出ることができたらしい。

 依頼から帰ってきていたらしく、ベッドに座りながら本を読んでいたメリッサに目を覚ましてから教えてもらった。


 無事に帰れたら絶対にノアを怒ろうと思ってたのに、メリッサにこっぴどく怒られたのかあんまりにも憔悴してビクついていたので怒る気にはなれず、ついつい「もう、あんな心配かけるようなことはしないでね?」なんて甘いことを言うに留めてしまった。

 俺のそんな甘い対応が気に入らなかったらしく、メリッサが弱いのが悪いとか言い出してノアを模擬戦(半殺し)に連れ出したので、やっぱりちゃんと怒ってあげるべきだったかもしれない。


 そのあと、ナギが俺の自室を訪れた。

 顔を見るや否や謝られたけど、ナギに関しては謝らなければいけないのはこっちだ。本当に酷い目にあわせてしまった。冒険者をやめるつもりはないみたいだけど、普通だったら心を病んでしまってもおかしくないくらいの惨状だった。下手をすれば死んでいても何らおかしくない。

 もっと、俺の方でも気を配らないと。


 メリッサから、色んなことを教えてもらったらしい。

 ノアのこととか俺達のこととか、この亜空間のこととか。

 ほんとに強い子で、怖くなったって何も恥ずかしいことじゃないのに、むしろ俄然やる気になってきたなんて言っていた。元気でなにより。

 無茶はさせないけど、支えられるところは支えてあげないと。


 メリッサにも感謝しないとな。

 俺がするべき説明とかお説教とか色々やってもらってしまった。

 近い内に何かこの埋め合わせができないか考えておこう。

もし、また戻ってくることがあればおそらくこの翌日からの話になると思います。

ひとまず、お付き合いありがとうございました!

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