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まだ魔王討伐に行くのは優秀な幼なじみ達だけだと思っているごく普通の少年の日記【連載】  作者: 日暮キルハ
まだ魔王討伐を終えた優秀な幼なじみ達とまともな日常を送れると思っていた時期もあったごく普通の青年の日記

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あれから三年と三日目

 このところ、予定通りにことが進まないことが多い。

 いや、じゃあ日頃は予定通りにことが進んでるのかと聞かれると苦笑いするしかないのだけど、それに比べてもここ最近はうまくいかないのだ。

 今日だってそうだった。


 昨日、トイに呼び出されたのには本人曰く二つ理由があるらしかった。

 一つはノアと実際に会うこと。ノアのことは、よほどの問題にでもならない限りは自由にやっていいと言われていたけれど、それでも一度は会っておきたかったらしい。手紙に書いたら連れてこないだろうから俺がノアを連れてくるであろう状況を準備したとノアのことをあちこち観察しながら言っていた。やっぱこいつ嫌いだわ。


 それからもう一つは頼みそびれて未だに俺の手元にあるとある依頼。

 トイが直々に渡してくるという時点で嫌な予感しかしなかったが、中身は想像以上に最悪だった。


 依頼内容はとある迷宮の調査。

 なんでも本来は初心者向けの迷宮にも関わらず多数の冒険者が行方不明になり、調査の依頼を受けてその迷宮へと向かった熟練冒険者も行方不明になったらしい。

 有り体に言うなら件の迷宮には「何か」があるのだろう。


 ほんと最悪の依頼だ。

 何が最悪ってこの手の調査依頼は俺の幼なじみ達と相性が悉く悪いんだよ。

 ユーリもメリッサもアリスも基本的に壊すのは得意だから討伐系の依頼は向いてる。けど、この依頼を任せたらきっと迷宮を悉く破壊して帰ってくるだけだろう。たしかに迷宮がなくなればこれ以上被害者はでないけどそういうことじゃないよね。


 だから、レインに頼みたかった。

 でも、タイミングの悪いことにレインは一昨日から別の依頼に出ている。結構厄介なのを任せてしまったから帰ってくるのを待つにも結構な時間がかかる。また被害者がでる前にできるだけ早く帰ってきてほしい……。


 とはいえ、焦ったところで俺にできることなんて何もない。

 とりあえず、明日もナギが朝からギルドに顔を出すだろうから起きられるように目覚まし時計を準備して寝てしまおう。

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