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まだ魔王討伐に行くのは優秀な幼なじみ達だけだと思っているごく普通の少年の日記【連載】  作者: 日暮キルハ
我の主は日記好き

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我の主は日記好き7

 主があそこまで弱いのは、この幼馴染共が甘やかしてきたのも一つの要因なのではないか。

 馬車に揺られ、まだ呑気に寝ているバカ主と肩を枕にされて喜んでいるきっしょい勇者にふとそんなことを思った。


 主の幼馴染共はこれまで数多の人間を見てきた我にとっても頭から数えた方が早い部類の優秀な人間だ。

 しかし、どいつもこいつもどうにも主には甘い。

 勇者と無口な小娘はもはや言うまでもないが、他の二人もなんだかんだ言いながらも結局、主が頼めばどんな非人道的なことでもやりかねない怖さがある。

 さっきも誰が主の枕になるかで揉めて草原が更地になってたし。主か世界だったら普通に迷いもせずに主を選びそうで怖い。


 せっかく我がちょっとでも弱い主を強くしてやろうと人化して魔力を根こそぎ消耗させてやっているのに、ルークがしんどそうだからやめろとか言い出すし。

 さすがの我もこいつら四人を相手にするのはちょっと荷が重い。たぶん主の体がもたない。二百年ぶりの主をカラッカラのミイラにしてしまうのは我も気が咎める。


 そんなわけで主はだらしない顔をして呑気に幸せそうな顔をして寝ていられるわけだが、ほんとにこんな調子で大丈夫なのだろうか。

 こいつらは魔王を殺すために魔族領に向かっている。きっと、戦いになったとして主が戦うことなんてまずあり得ない。けれど、もし我が魔王なら真っ先に弱い主を狙う。


 我としては、主には最低限自衛ができる程度の強さは持っていて欲しいのだが……。



 

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