五十六日目
暇だったからルークの日記を見てみたら、なんか俺以外みんな一回は書いてるみたいだから俺も書いとくわ。つーか、ハブんなよ寂しいな。
あの魔族を追いかけてルークを迎えに行ったとき、おかしな場所があった。
なんつーか、空間が歪んでるっつーか、ねじ曲げて何かを無理やり隠してるみたいなそんな違和感のある場所だ。
あとでユーリ達のとこに戻るときにでも確かめようって思ってたんだけど、ちょっと色々あったせいで気づいたらもうユーリ達がその辺りに来る頃になっちまってた。
しゃーないから、ルークに色々と頼んで帰ってきたらちょうどユーリ達がそこを通るところで合流できた。
で、たぶん魔法の類で隠されてるからってメリッサに頼んだらぶっ壊してくれた。なんか、存在を隠す結界の類だったらしい。
なかは、なんか「ぐにゃ」ってしてる変な場所で、メリッサが言うには「亜空間」って奴らしい。空間と空間の間に別な空間を作り出して無理やりねじ込んで本来はない空間を作る技術だってさ。俺はその辺のことあんまり詳しくねーからよく分かんねーけど、メリッサが言うにはこの規模で亜空間を作るのは結構凄いことらしい。
まー、とりあえず、せっかく見つけた亜空間なんだからちょっと探検してみようぜって入ってみたら、変な奴らにいきなり襲われた。それも結構なやり手。反射的に殺してメリッサに怒られた。情報を絞れただろって。
結局、よく分からん奴らによく分からないまま囲まれて、何も分からないままに殺しあいになった。たしかに勝手に空間こじ開けて入った俺らにも非はあるかもしれねーけど、さすがに話も聞かずに殺そうとするのはやりすぎだろーよ。
ちょっと探検しようとしただけなのに酷い目にあった。
襲ってきた奴らがどいつもこいつもなかなかに強くて、特に泥だらけの花がいくつもついた気持ち悪い仮面嵌めてる奴らがこれまでに戦った奴らのなかでも指折りに強かったからユーリの奴は大喜びで殺しまくってたけど、俺はあいつと違って別に戦うのはそこまで好きじゃねえし、殺すのに至ってはどっちかといえば嫌いだ。
だから、散々な目にあったって気しかしねぇ。せめて美人な女戦士の一人もいればテンションも上がんのにな。
にしても趣味のわりぃ仮面だ。
なんだよ、清らかだった器って。
こんなことならルークのとこで飯でも作って貰えばよかった。
あーあ、つまんねぇの。
即堕ち二コマ




