二十三日目
俺は――勇者パーティの料理人なのだから!
な・の・だ・か・ら・?
な・の・だ・か・ら・!?
……はぁ?????????
お前は!!!!!
一体!!!!!
いつから!!!!!
勇者パーティの!!!!!
料理人に!!!!!
なったんだぁああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!?
違う!!
違うだろ!!!!!
チ゛カ゛ウ゛ダ゛ロ゛ォ゛!!!!!?
……何やってんの。
この数日間、ほんと俺何やってんの!?
目的見失わないで!?!?
気をしっかり持って!!!
帰るの!!村に帰るの!!それが俺の目的なの!!
大体、そもそも俺は勇者パーティの一員ですらない!!!
なにが「勇者パーティの料理人なのだから!」だよ!!
お前は!!!自分を勇者パーティの料理人だと信じてやまない一般村人だよ!!!!!
……どこだ?
どこからこうなった?どこでおかしくなった?
あれだ。あの日、アルマさんに森に連れていかれた日。
あの日からおかしくなった。あの時に、めちゃくちゃな二択で視野を狭めたからこんなことになったんだ。
……整理しよう。
俺が着いていった結果、あいつらが死ぬかもしれない。
だから、俺も多少は動けるようにならなければならない。
この時点で間違っていた。結果的にはそうなるように誘導された。
あいつらが死ぬのが嫌なら、そもそも足手まといになりかねない俺が着いていかなかったらそれで済む話なのだ。
なら、俺が目指すべきところは結局最初と変わらない。
村に帰る。
今は、諸々それが難しい状況にあるけど、一つずつ問題を解決していけばきっと糸口は見つかるはず。
でも、本当に最悪の場合、どう足掻いても平和的に村に帰れそうにないのなら、ここから逃げて魔王討伐にだけは参加しないで済む方法も考えないと。




