表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
まだ魔王討伐に行くのは優秀な幼なじみ達だけだと思っているごく普通の少年の日記【連載】  作者: 日暮キルハ
まだ魔王討伐に行くのは優秀な幼なじみ達だけだと思っているごく普通の少年の日記

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

23/102

二十二日目

 テストをする。

 午後、いつも通りに部屋に入ると突然そう告げられた。

 聞いていないと反論すると言ってないですからと返されて、それ以上の反論は許されない。


 所謂、抜き打ちテストという奴らしい。

 内容は用意された食材を用いて一品作るというもの。これだけなら単純な話だけど、それを少し複雑にするのが作った料理を食べるのはアルマさんじゃなくて俺だということ。

 用意された食材というのが、ほとんど全て毒を持ったものだった。

 

 要するに、これまで身につけた知識を活かしてこれらの食材から無毒なものを見つけて料理を作れということ。


 そう解釈した時点で、すでに俺がこのテストに失敗することは確定していた。

 それはもう無様に倒れた。呼吸が出来なくなって、立っていられなくなって、倒れこんでそのまま意識を失った。

 

 食べ合わせが原因、らしい。

 食材そのものの毒は警戒していた。けれど、まさか選んで問題ないと判断した食材同士の組み合わせで体内で毒が形成されるとは思わない。完全にアルマさんの仕掛けた罠に引っ掛かってしまったのだ。


 失敗した。完膚なきまでに失敗した。

 言い訳のしようもないくらいにダメだった。


 でも、修行を始める前の俺だったらきっと知らない食材の毒の有無なんて決して見抜けなかっただろう。

 失敗はした。課題は見つかった。でも、成果も確実にあった。進歩も実感することができた。


 これからだ。

 まだまだこれから。

 もっと頑張ろう。もっと努力しよう。


 だって、俺は――勇者パーティの料理人なのだから!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ