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もずくのかきたまスープ


「そーれっ」


「はいよー、よっと」


 大きなフウセンカズラを投《な》げて遊《あそ》んでいるのは、ギフト君とカエルの姉弟《きょうだい》ネイとテイ。


「そうりゃっ」


「はいよー」


 頑張《がんば》って、と応援《おうえん》をくえたのは大きなおたまじゃくしのタマちゃん。


 今日は『レイン滝《たき》』の側《そば》で、ギフト君とムルムルは遊んでいます。


 ムルムルはタマちゃんの側でお守《も》り役《やく》。


「あ。ムルムル~、そっち飛《と》んだ~」


「はいはーい。とうぅ」


 ムルムルはしっぽでフウセンカズラを蹴《け》り上げて、ギフト君に返してくれました。


「ムルムル、今のすごーい♪」


「そうですか、そうですか、オーイェイ」


「ムルムルちゃん、すごーい。タマちゃん、ビックリだよ」


「うんうん。タマちゃんも蹴《け》ってみますか?」


「ううん。邪魔《じゃま》したくないから」


「うんうん」


 そこに、オレンジ髪《がみ》のネイが「お腹すいたー」と言い出します。


 水色髪《みずいろがみ》のテイも「そうだな。何か食べたいな」と言います。


「エビでも獲《と》って食べようか?」


 どんな時、ガーデンバードさんが現《あらわ》れました。


 カゴを口にくわえています。


「どうしたんだろう?なになに、手紙《てがみ》?あ。コバヤシからだ。もずくのスープのレシピを教《おし》えてあげる。食材《しょくざい》もはいっているよ・・・ほう。もずく、鶏《とり》ガラの素《もと》、醤油《しょうゆ》・・・あれ?たまごがない」


 ガーデンバードさんが震《ふる》えだし、ギフト君はびっくりします。


「どうしたの?」


 ぽん!とたまごを産《う》んだガーデンバードさんは、さっさとその場を去りました。


「え、いいのかな。使っても」


「いいと思う!」


「うん!じゃあ、料理をしよう!」



「鍋《なべ》をワグマから借《か》りてくるぜ」



 こうして昼寝《ひるね》をしていたワグマも参加《さんか》して、おひるごはん作り。


「お料理開始《りょうりかいし》!!」


 まず、鍋《なべ》に食べる分の水を入れる。


 もずく、鶏《とり》ガラだしの素《もと》、醤油《しょうゆ》を入れて、沸騰《ふっとう》するまで煮《に》る。


 たまごを割《わ》り入れて、おたまでぐるぐるまわして、できあがり。


「せーの」


「「いっただきまーす」」


 ちゅるちゅるとした食感《しょっかん》が面白《おもしろ》いし美味《おい》しい【もずくのかきたまスープ】は大成功《だいせいこう》。


 洗《あら》いもずくと言って、もずく酢《す》じゃないからねー。


 洗いもずくは生《なま》のもずくで、味《あじ》がついてなんだよー。


 お勉強《べんきょう》になったかなー?


 うん、って聞《きこ》えた気《き》がしたー。


 今回も読んでくれてありがとうね。


 

「はぁ~・・・のどごしがいいなぁ」


「美味しいですねー。気に入りました」


 ギフト君は次《つぎ》の日《ひ》、クッキーを焼《や》いてコバヤシにお礼《れい》に行《い》きましたとさ。


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