ボーイフレンド
「ギフト~、そろそろハデルが来る頃ですかね~?」
「そうだね。おもてなしの『大葉の醤油漬け』を作っておこう!!」
・・・まず、大葉10枚を洗います。
水気を切った大葉を、器に入れた大さじ1のゴマ油と醤油にひたします。
これで、30分ほど置いたら大葉の醤油漬けの完成!!
「ギーフト♪ハネルを連れてきたわよ~」
「あ。ハデルだ。やっほー♪」
そう言って玄関を開けたギフト君の目の前に、ハデルとハネル。
ハデルにだっこされていたのは、ネックレスをしたうさぎ。
そのネックレスが光ると、うさぎは人間の男の子に変身しました。
「おぉっ・・・ハネル君?」
「ん?うん。君は付けなくてもいいよ。俺はハデルのボーイフレンドのハネル」
「ほうほう。よろしく~。入って、入って」
「今のがギフトよ、ハネル」
「意外だ・・・」
家の中に入って、ギフト君とハデルは楽しそうに情報交換。
ハネルはムルムルの一方的な話を聞く役です。
「あ。お腹空いてきた~♪なんかなーい?」
「ああ。忘れてた、忘れてた。大葉の醤油漬けがあるよ」
「ギフトのことがだーいすきっ」
「ははは。こりゃまいったなぁ」
「・・・意外だ」
「どうしたの、ハネル?緊張?」
「そうだね」
「だいじょうぶ、だいじょうぶ。ギフトは優しい男の子よ」
「女の子じゃないんだ?」
「ええーっ!?」
これには聞いていたムルムルもビックリです。
ハネルはムルムルを見ます。
「君、女の子だよね?」
「ええーっ!?」
これにはご飯を運んで来たギフト君もビックリして声をあげました。
「大丈夫ですか?」
「うんうん。いい、いい」
「何が?」
「とりあえず、何か食べたい」
「ああ、うん」
みんなで『大葉の醤油漬け』でごはんを食べました。
口々に、美味しいと言葉がほころびます。
「美味しいな、これ・・・意外だ」
帰りはハデルと手をつないで、ハネルは「護衛のため」と言いました。
「またね~」
手を振るギフト君が、「今度は普通に話そうね~」と声を通します。
「うんうん」
手を振り返すハネルは、ハデルに言いました。
「今日は意外な事が続いたけど、案外と楽しかった」
「そうなんだ~。良かったわ~」
「ハデル?」
「なぁに?」
ハネルはハデルほほにキスを贈りました。
「なんでもなーい」
ハデルは動物のうさぎに戻ったハネルを見て、「私、半端なうさぎだから・・・ハネルに恋をしたらいけない気がする」と言いましたとさ。




