スゴモリタマゴ
ギフト君とムルムルは、胸毛がふさふさしたネズミ、トッポのお家に遊びに来ています。
楽しい事が大好きなトッポと、ギフト君とムルムルはとっても仲良し。
話がはずんで、今日はトッポのお家に泊まる事になりました。
「明日の朝はガーデンバードのたまごで何か作ったるわ~」
「おお~」
「最高ですね♪」
「せやろ?ははは。おやすみな~」
そう言って一番先に眠りだしたトッポは、いびきをかいていました。
「僕たちもそろそろ眠ろう?」
「うんうん。お休みギフト」
「おやすみ、ムルムル」
眠ろうと横になったギフト君に、トッポの大きないびきが邪魔をします。
「うーん・・・眠りにくいなぁ」
そうしている間に、ムルムルのいびきも聞えてきて、ギフト君は朝方まで眠れませんでした。
少しうとうとしたと思ったら、窓から差す光を考えるともう、朝です。
「お腹すいてきた・・・」
「あ。おはよう、ギフト・・・そう言えば泊まったんだった。いびきうるさい」
「まぁ、いいじゃないか」
「ガーデンバードのたまご・・・料理して欲しいねん・・・むにゃむにゃ・・・」
「どう思う、ムルムル?」
「今のは寝言でしょうが、お腹が空いてきました・・・」
「なるほど。キッチンをかりよう!さぁ、お料理だ!トッポ、冷蔵庫を開けるよ?」
「それでいいでー・・・わし、トッポって苗字やねん」
「そうなの?」
「うんうん。わし、ジョージって名前やねん。秘密にしてて~」
「「うんうん」」
冷蔵庫には、冷凍のほうれん草とベーコンがありました。
それでは朝ごはんに、「スゴモリタマゴ」を作っちゃいましょう!
・・・まず、フライパンに油を少し出し、
冷凍ほうれん草と手で割いたベーコンを炒める。
ほうれん草が炊けたら、おはしなどで穴を作って、たまごを割り入れる。
だしの素と醤油を少々加えて、フタをして、たまごが炊けたらフライ返しの登場。
ななめにフライ返しを料理の隙間に入れて、お皿にすべらせるように盛る。
これで・・・できあがり!!
「うーん・・・なんや、ええ匂いやなぁ・・・」
「あ。おはよー、トッポ。キッチンをかりて朝ごはんを作ったよ」
「おはよう、トッポ」
「おはよーさん。何を作ったんじゃ?」
「「スゴモリタマゴ」」
「素晴らしい!さぁ、さっそく食べようで」
テーブルにギフト君とムルムルとトッポの分の朝ごはんが並びました。
さんにんは「いただきます」をちゃんとして、美味しいスゴモリタマゴを食べました。
「それじゃあ、またね」
「うん」
トッポのお見送りで、お家に帰るギフト君は手を振りました。
帰る途中、ムルムルが言います。
「はぁ~・・・いびきがうるさくてあんまり眠れませんでした」
「ん?」
「ギフトは眠れたの?」
「うーん・・・うん」
「お家に帰ったら眠り直しましょう」
「うんうん」
ムルムルがいびきをかいて眠っていた事は、なぜか秘密にしてあげたいギフト君だったとさ。




