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関雷雨会議

 ― 午前 11時50分 晴れ 先ほどより少し暖かい。―


 会議開始十分前、 会議室の机を囲んでいる。 机の右側の上からブロン、 シルバー、 アルファ、 やごー、 ホロ、 パスト、 ノワールの順に座っており、 左側にはジョーカー、 カカオ、 空席、 大蛇、 シルク、 ベリルとなっている。 他のメンバーは村の中で遊んでいる。


 とある任務に向かっていたメンバーが会議室に到着した。 到着したメンバーは4人で全員女。


右から1人目は黒髪ウルフロングで狼の耳が生えており、 目の色は黄色、 コードネームはフレーク。


 2人目は、 金髪ショートでフェネックの耳が生えており、 目の色は青色、 コードネームはラピス。


 3人目は、 髪型はロング、 髪色は水色のエルフで、 目の色は黄色、 コードネームはネオン。


 4人目は、 髪型は左サイド、 髪色は橙色で目の色は黄緑、 コードネームはリアン。


「あれ何でドア、 壊れているのですか?」


 ラピスがそう質問した。


「ガラナが壊した」


 大蛇がサラッと返答した。


「何をしてんのお!!!」


「早く座りなよ」


 ノワールがそう言うと、 フレーク以外は椅子を取りに行った。


「今、 モミジいないからそこに座るわ」


 フレークが大蛇の隣に座る。 それと同時に3人は椅子を持って来て適当に座った。


「簡潔に終わらせるぞ……フレーク報告を頼む」


 やごーがフレークにそう聞いた。


「戦争の方はすぐ終わったよ~ただ面倒な奴が……」


「誰だ?」


「マリーナの聖騎士(クルセイダー)もう殺したけどね!」


聖盾(エスカランテ)は?」


「いませんでした~」


 ラピスが緩い雰囲気を醸し出す。


「ふぅ~葛籠菜が出たときは逃げろよ」


 やごーはため息をつき安堵の様子。


「まぁ今、 葛籠菜とドンパチしても勝てるのはホロ先ぐらいだからね」


 大蛇が真顔でそう言うとホロ以外の最高幹部が大蛇をガン見した。


「こっち見んな」


「でも何とかなるでしょ!」


 リアンが調子に乗る。


「話聞いてた!?」


 ネオンがツッコミを入れた。


「おろちん、 港の方はどうなった?」


 やごーが大蛇にそう聞いた。


「あたしたち()()()()()()()を使えばあっという間に制圧できるわ♡」


関雷雨は同期で部隊が分けられており、 1期生のジョーカー班、 2期生のカカオ班、 3期生の大蛇班、 4期生のシルク班、 5期生のベリル班に分けられている。


「OK! その時は頼んだ!!」


「やごーそろそろグループ名変えない?」


 フレークがめんどくさそうにそう提案した。


「もう無理、 名前広まったから」


「ダッセー名前付けやがって!」


 ノワールを始めに、


「ダッセー!」


「ダッセー!!」


「ダッセー!!!」


 アルファ、 シルク、 大蛇の順にやごーを罵倒した。


「うるせぇ! 報告は以上か? じゃあ解散!」


 やごーが解散宣言をした瞬間、 麒麟が会議室に入って来た。


「叔父貴、 便利機能の付けておいたよ~緑化は自分たちでやってね~」


「ありがとな!」


 やごーが嬉しそうに返答する。


「後、 明日宴会するからぜひ来てね~ところで、 フェンリルのガイドストーンいる?」


 麒麟がそう聞いたが反応が無かった。


「はいどうぞ」


「叔父貴、 コレ」


 麒麟がやごーに地図を渡して会議室を出る。


「やごー社宅ある?」


 カカオがやごーにそう質問した。


「あるよ~ここの近くにマンションが」


「あっ……今のうちに必要な荷物取って来て~」


 直後、 最高幹部はわれ先にと【転移】した。 それに続くようにやごー以外のメンバーも【転移】した。


「さて、 俺は新しい事務所でも見に行きますか!」


 やごーは地図を右手に持ち、 会議室から出る。


「あーどこでも【転移】が使えたらな~」


 やごーは何かを考えながら豪邸を出た。


(道こっちで合ってる?)


 やごーが地図を見ながら目的地へと向かった。


「思った以上に綺麗だな、 耐久面は心配だが何とかなるかな? 」


 目的地に到着したやごーは新しくできた本部に関心を抱く。 新本部の特徴は5階建てのレンガ造りの建築物。


「ここが新しい本部? 思った以上に普通だね」


 酒井がやごーに声をかけた。


「そうだよ~後で社宅教えるから後で必要な荷物は持ってきて~」


「ほーい」


「じゃあ行くか」


 やごーと酒井が本部に入る。 玄関は普通だが一階は大広間となっており、 厨房もついている。 照明はLEDライトで光も強い。 奥の方に扉があり、 扉の先には螺旋階段がある。


「なんかここだけ世界観おかしいね」


「前の本部の方がおかしいわ!!」


「古城に電気設備ついてたもんね」


「昔、竜人(ドラゴニュート) が住んでたからな」


竜人(ドラゴニュート)頭いいのに文献残さないからね」


「その代わり記憶力が異常だからな」


 そうこうしているうちに、 大蛇が入って来た。


「あら、 あたし達だけかしら?」


 大蛇が2人に話しかけた。


「そうだよ」


 酒井がそう返答する。


「なんでここ電子機器ついてんのよ」


 大蛇がツッコミを入れた。


「竜馬に聞いてくれ」


「いや誰やねん」


 大蛇がツッコミを入れた瞬間、 ネオンが【転移】して来た。


「うーバリバリバリバリ!」


 ネオンがふざけた態度をとる。


「何しとんねん」


 すかさず大蛇がツッコミを入れた。


「何で電子機器ついてんの?」


 ネオンが首を傾げる。


「お前も言うか!」


 やごーがツッコミを入れた。


「ただいま!」


 リアンが嬉しそうに玄関から入って来た。


「おかえり、 ここが第2本部よ」


 大蛇がリアンにそう伝えた。


「何で電子機器ついてんの?」


「お前もか!」


 大蛇がすかさずツッコミを入れた。 そんな中、 青龍が玄関を開けて入って来た。


「おっちゃん竜馬が弁償してって」


 青龍が軽い態度でやごーに請求書を渡した。


「あなた誰ですか?」


 大蛇が青龍に話しかける。


「蛇之です」


「雰囲気がおろちんに似てるね」


 酒井がボソッと呟いた。


「ホントだ似てる」


 ルベラも便乗してボソッと呟いた。


「どこがやねん」


 大蛇が2人にツッコミを入れた。


「落ち着いたら払うって言っといて」


「はーい」


 青龍がその場を去ろうとした瞬間、 エメラルドがドアを蹴り破る。


「蛇之、 相殺だチャラにしといて」


 やごーが請求書をビリビリに破いた。


「……わかった」


 青龍も啞然とした表情を浮かべた。


「ちょっとエメちゃん! ドアを蹴って開けちゃダメでしょ! 謝りなさい!」


 青龍はエメラルドを叱るとエメラルドはやごーにお辞儀をする。


「お兄ちゃん帰るよ」


 エメラルドが青龍の腕を掴み何処かに連れて行った。


「あの子雰囲気ココアに似てたね」


 酒井が大蛇に肘でチョンチョンと突いていじった。


「ココーアの方が可愛いわよ……どっちかというとホロ先かアル先に近いわ」


 大蛇はサラッと返答した。


「お前ら上の階見てきて」


 やごーがそう命令すると4人は上の階を見に行った。


「さて、 これを直しますかね」


 やごーはドアに近づき何処が故障しているか確認する。


「ぱっと見どこも壊れてないが……」


 やごーはドアを動かすも全く異常は見られてない。


「あれ? おかしいな」


 やごーは首を傾げた。 ウールが【転移】して来た。


「やごーどうしたの?」


「ドア壊された」


「どこも壊れて無いじゃん」


「……マジ?」


 その返答にウールは頷く。


「やごーざっとだけど見てきたわ」


 大蛇が下りてきてやごーに話しかける。


「どうだった?」


「2階からは部屋の構造が全部同じよ、 真ん中の部屋が大広間で他はマンションの部屋ぐらいの大きさで、 男子トイレと女子トイレがあったわ」


「部屋の数は?」


「上から見て北と南が3つ、 東と西が4つ。 北側の右端に男子トイレがあって南側の左端に女子トイレがあったわ」


 大蛇が説明すると、 後ろからアルファが辛そうな表情で資料と金庫を持って来た。


「ちょっと先輩大丈夫ですか?」


 大蛇が苦笑いしながら資料を取った。


「そっちじゃなくて金庫持ってくれ!!!」


「ウールちゃん! 酒井君呼んできて」


 大蛇がそう言うとウールは新本部の中に入って行った。


「コレどこに置けばいいの?」


 大蛇がやごーにそう聞いた。


「とりあえず2階の大広間に」


 やごーが返答すると酒井がやって来た。


「風太郎これ持って」


 アルファが酒井に金庫を渡した。


「ちょっと重いね」


 酒井は楽々と持ちあげる。


「腕とれるところだった」


 アルファが肩を回す。


「酒井君、 金庫置く場所教えるからちょっとついてきなさい」


「OK!!」


 大蛇が酒井を連れて行く。


「事務室何個作れる?」


 アルファがやごーにそう聞いた。


「2階と4階の大広間を事務室にして3階をラボ、 5階を会議室にする予定」


「2階をラボにした方が良くない?」


 アルファが首を傾げた。


「……その方がいいかも」


 やごーがアルファの意見を受け入れた。


「と言うかあいつらまだ片づけてるの?」


「そうですよ~私もすることあるので」


 アルファはその場から【転移】した。


「おろちん!! 風太郎!! 手伝って!」


 やごーが大声で呼ぶと2人は下りてきた。 因みに、 風太郎は酒井の名前で、 フルネームだと酒井 風太郎と言う。


「どうしたの?」


「本部から机を持ってくるから手伝って」


「「はーい」」


 3人はその場から【転移】して、 木製の長机を6つ持って来た。


「リアンとネオンは荷物整理をしてるわ」


「わかった、 パパっと終わらすぞ!」


 3人は机を並べ始めた。


「荷物整理してくる」


 酒井がその場から【転移】した。


「ちょっと椅子とってくる」


 大蛇はその場から【転移】して、 木製のベンチチェアを2つ持って来て、 並べた。


「ちょっとやごー手伝って」


 大蛇が辛そうな表情を浮かべるとやごーは【転移】し、 ベンチチェアを2つ持って並べ始めた。


「あー疲れた」


「めっちゃ大変だわ、 コレ」


 2人はベンチチェアに寝転び、 眠りについた。


「おーい、 やごー起きて」


 ダイヤがやごーの肩を叩いて起こす。


「どうした?」


 やごーが起き上がった。


「2人が寝ている間に終わらせたよ」


 ダイヤが伝えるとやごーは辺りを見渡す。 いつの間にか机と椅子が全て揃っていて、 ココアが寝ている大蛇の頭を膝に乗せていた。


「お前らいつ来た?」


「少し前ぐらいに来て、 ジョーカーとフェザーとココアに手伝ってもらった」


「ありがとう!」


 やごーはグットサインをした。


「おろちん、 荷物整理終わった?」


 酒井が階段から下りて大蛇に話しかけるが、 寝ているため静かに階段を上って行った。


「君はほんと、 おろちんの事が好きだね~」


 ダイヤはニヤニヤしながらココアをからかった。


「うるせぇペコ!」


 ココアは顔を赤らめる。


「これからどうするの? やごー」


 ココアは大蛇の額を撫でた。


「全員の荷物整理が終わり次第、 任務を与える」


 やごーはその場から【転移】した。


「ゆっくり休んでね」


 ココアは大蛇の額にキスをした。 この村は心強い味方を手に入れた。


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