関雷雨集合 part2
「ルフナ一緒にご飯行こうぜ!! ブンブンブンブン!!!」
次の瞬間、 後ろの方から何かが引きちぎられる音が聞こえた。
「酒井! あんた後ろ!」
ココアが驚いた表情を浮かべたと同時に、 ガラナがいつの間にか会議室の左扉をくり抜いてしまった。 それで、 酒井と大蛇とココアを一度に叩く。 直後、3人の頭部から血液がダラダラと流れ出た。
「やめろおおおお!!!」
ガラナが叫びながら木の板を振り回し、 酒井の首をへし折る。 大蛇は咄嗟にココアに覆い被さる。
「おいお前ら! そいつ押さえろ!」
大蛇はそう叫ぶとその場で気絶。 ルフナはガラナを押さえた。
「お前ら! 何、人様の扉ぶっ壊してんだよ!」
クルミとスダチがおはぎを食べながら部屋に入る。
「やごーが弁償するから大丈夫だと思います」
酒井が折れ曲がった首を手で戻しながら2人に伝えると、 体内でグチュグチュと音を立てながら再生した。
「治った?」
レモンが酒井にそう聞くと酒井は頷く。
「お前そろそろ離れろ! おらっ!」
ココアが大蛇の腹を蹴り飛ばして起き上がる。
「お前大丈夫か!?」
「なわけねーぺこ!」
先程よりも出血の量が多くなっている。
「ちょっとあなた座りなさい!」
大蛇が起き上がりココアを座らせた。
「ココア! プレゼント!」
スダチが回収したガイドストーンと注射器を投げ渡すとココアは片手で受け取る。
「わぁ! ありがとぺこな!」
ココアは嬉しそうな表情を浮かべた。
「よかったわね、 ぽこーあ」
「やかましいペコ」
「あなたそんなこと言ってて大丈夫なの?」
「大丈夫じゃね……視界が悪……」
ココアがその場でバタンと倒れると、 大蛇が呆れた表情を浮かべながらココアからガイドストーンと注射器を取り、 液体を吸引しココアの喉に注射する。 すると、 ココアは溺れた様にもがき苦しむ。
「これ大丈夫かしら?」
大蛇が不安な表情を浮かべた。
「ぺーこぺこぺこ!」
ココアが勢いよく起き上がり頭部の傷がグチュグチュと音を立てながら再生。
「ぽーこぽこぽこ!」
大蛇が煽るとココアが嫌そうな表情を浮かべた。
「馬鹿にしてんのか?」
「もちろん」
「死んどけクソが」
こんな感じだが普段は仲が良い。
「遅れてすみま……あれ?」
コットンが勢いよく入って来たがまだ全員集まっていない。
「てか、なんでやごーこうなってるの?」
コットンが酒井にそう聞いた。
「ホロ先輩がね」
酒井がそう返答するとコットンは何かを察したのか青ざめる。
「そうだったホロ先輩、 再生遅らせるんだった……」
「ちょっと酒井君! ガラナに謝って!」
ルフナがそう言うと酒井はガラナに土下座をした。
「すいませんでした」
「二度と言わない?ねぇ!?」
ガラナが白色の殺気を放つ。
「言いません」
「よし! 会議今日は中止だ!」
蠆昭がグチュグチュと音を立てながらへこんだ部分を再生させ、 急に起き上がった。 メンバーの何人かがゴミを見るような目で見つめた。
「おい! やごー過去ちゃんと竜ちゃん連れて来たじぇ! ついでに黒百合も」
ブロンがパスト、 シルバー、 ノワールを連れてくる。
「ついでって……」
ノワールがブロンの頬をつねる。
「あー色々とめちゃくちゃだな~」
レモンがめんどくさそうな表情を浮かべながら辺りを見渡した。
「おい、 おろちんいい加減にしろよ!」
ココアが大蛇の頬をつねっていたり、 アルファがホロと遊んでいたり、 酒井がガラナに許してもらい一件落着。
「綿花おねーちゃん!」
ウールがオセロを手に持ちながら会議室に入ると同時にリネン、 フェザー、 シルクが扉を開けて入ってくる。
「やごー気持ちはわかるけど中止は諦めなさい……」
大蛇の発言を聞いて、 蠆昭はしょんぼりとした表情を浮かべた。
「おーい誰か将棋やらない?」
ロゼッタが将棋盤を持って来て、 リゾットが将棋の駒が入った木箱を持って入室する。
「はーい! 余がやるぞ!」
ライムがロゼッタの手伝いをしている。 他のメンバーも各所で会話をしたり、 ボードゲームをしながらメンバーを待っている。 話題が多すぎるが、 愚痴は一切聞こえなかった。
「おーいやごー起きてるかー」
ベリルが入室して、 彼の頭をポンポンと叩いた。
「起きている」
「今日全員来るの?」
「戦争組はどうかわからんけど、 モミジとミレットは無理だ」
「戦争組はもう終わったから来るって」
ベリルが報告すると驚いた表情を浮かべた。
「やごー連れて来たよ!」
ハートが勢いよく入って来た。
「お前走るな!」
スペードがゼーゼーと息を荒げながらハートを注意した。
「まぁまぁそう怒らないの」
ジョーカーがスペードの頭を撫でる。
「ジョーカーもどう?」
クラブがトランプをシャッフルしながらジョーカーに話しかける。
「てか、トランプどこから?」
「受付に聞いたら貸してもらったよ!」
ダイヤが割り込んだ。
「ボードゲームを無料で貸し出してるから持って来た」
カカオがチェスを持ってきながら入室する。
「おお……相変わらずの無法地帯だな」
マロンがタピオカミルクティーを飲んでいる。
「いつもの事よ」
「おい元ヤン!」
酒井が急にカカオに喧嘩を売るとカカオが右ポケットからチャカを取り出し発砲、 脳天を貫く。最悪な事にレモンにも被弾。
「おいゴラァ!! お前の背中に北斗七星作るぞ!!」
カカオが酒井の胸ぐらを掴み持ち上げる。
「ごめんなさい!!」
酒井は土下座して謝るが、 カカオは酒井の頭を踏みつける。
「おーいトランプやろう!」
ライムがトランプの入った箱を2つ持って来て机に置く。
「ちょっとライム先輩助けて!」
レモンがグチュグチュと音を立てながら傷口を再生させると手を伸ばした。
「もう仕方ないな~」
ライムがレモンを起こし椅子に座らせる。
「レモン、おろちん、大富豪しよ」
何とか許してもらった酒井が机に置いてあったトランプを持って来た。
「いいわよ」
大蛇がトランプをやろうとした瞬間、 ノワールが天井に拳銃2発を発砲した。
「おい、 やごー」
ノワールが圧を掛けた。
「えー今回、 会議をしようと思ったのですが、 中止にしてもいいですか? 」
蠆昭が怯えながらそう伝えると、 全員が「ダメです」と返答し、 ホロ、 ジョーカー、 カカオ、 大蛇、 シルク、 ベリルがやごーに近寄り圧をかける 。
「わかったわかった! 12時からでいい?」
「いいわよ」
大蛇がそう発言すると、 5人とも圧をかけるのを止め、元の位置に戻りメンバーとゲームや会話をした。
(やっぱこいつら頭いかれてる~!!)
蠆昭は色々な事を考えながら天井を見つめる。




