大集合
場面が戻り、 麒麟はルキナを連れて智和達の所に戻った。
「待った!?」
麒麟が軽い雰囲気で会議室に入って来た。
「おせーよ!! てか急に知らんとこ飛ばすな!!」
「悪い悪い」
「親父寝てしまったじゃねーか!!」
智和が義信に指を差す。
「うーん」
何故かルキナが悩んでいた。
「嬢ちゃんどうしたの?」
智和が笑顔で近寄った。
「おじちゃん不審者のホモだ!」
「誰が不審者のホモじゃゴラ! どんな教育受けてんだゴラ! それに俺はまだ11歳じゃ! 」
智和はルキナに頭グリグリをする。
「ごめんなさ~い!」
ルキナは叫びながら謝った。
「反省しなさい!」
智和はゆっくりルキナを降ろした。
「お前ほんとに11歳?」
麒麟が智和にそう聞いた。
「ああ俺も親父も生物型核兵器だからな~こうして姿を変えられる。 因みに、 今は18歳の姿だから色々と便利」
智和は笑顔でグッドサインをした。
(俺の知り合い生物型核兵器多すぎだろ)
麒麟は上を向き、 顎に親指と人差し指を軽く置いた。
「へぇー俺も生物型核兵器」
「もしかしてお前もか!?」
「前の世界で人体実験受けたから多分」
麒麟はのほほんとした態度をとった。
「どんな世界線だよ」
「生物型核兵器って子供作れるよね?」
ルキナが不安そうに会話に割り込んだ。
「大丈夫! 作れるよ」
麒麟はルキナの頭を撫でる。
「クッソ信用できねぇ!」
「ただ、 生物型核兵器特有の能力は遺伝しないよ」
「あっそうなんですね」
智和はどうでも良さそうだった。
「と言うかお前義信で合ってる?」
「それ俺の親父だよ! 人の話聞いてなかったのか!?」
「悪かったな」
麒麟は軽く笑った。
「そういえば、 お前の名前聞いて無かったな~」
「竜馬です」
麒麟がそう答えたと同時に誰かが会議室のドアをノックした。
「誰?」
麒麟がドアを開けた。 そこには変わった仮面を被った男が立っていた。 その男の特徴は関雷雨の服を着用していて髪の色は黒色、 髪型は麒麟と同じだった。 麒麟はそっとドアを閉めた。
「誰かいたよね?」
ルキナが智和にそう聞いた。
「確かにいたよな?」
智和はルキナにそう返答した。
麒麟は再度ドアを開けた。 先ほど同様、 仮面の男が居たが隣に関雷雨の服を着用しており、 六芒星が描かれた魔女の帽子を被った眼鏡の女がいた。 また、 扉をそっと閉めた。
「君、 名前は?」
「私はルキナ=アンタイル! 9歳です!」
ルキナは元気よく大声で答えた。
(次でラストにしよ)
麒麟は再度ドアを開けた。 仮面の男と眼鏡の女とパストがせんべいを食べていた。 朱雀は青龍の胸ぐらを掴んでいて、 白虎が手でエメラルドの目を塞いでいた。
「情報量多すぎだろ! てかお前らいつ来た!」
麒麟は流石にツッコミを入れた。
「さっき」
青龍が死にそうな声でそう言った。
「嘘つけ! さっきそこの2人しかいなかったぞ!」
麒麟はツッコミを入れる。
「やっぱテメェ気づいてんじゃねーか!!!」
智和は盛大なツッコミを入れた。
「よ! 久しぶりだな……麒桜 麟戸……いや黄楡 竜馬の方がいいかな? 」
仮面の男の発言で麒麟は圧をかけながら男に近寄った。 瞬時に、 眼鏡の女とパストが戦闘態勢に入った。
「よせアルファ、 パスト……こいつは二度も親殺されてんだ……まあその1人は俺のクソ姉貴なんだけどね~」
仮面の男が場を収めると2人は戦闘態勢を解除した。 眼鏡女はアルファと言うコードネームだ。
「お前誰だ?」
「あースッキリした!」
コットンがこちらに来ると朱雀が左手を横に出し「しーっ」と合図を送った。 コットンはその場に立ち止まった。
「水郷 蠆昭と言えばわかるか?」
仮面の男は水桐 蠆昭と言い、 クルミが”やごー”と言っていた人物である。 因みに、 クルミが最初に呼び始め、 それが組織内で広まりそう呼ばれるようになった。 由来は水郷 蠆昭→水蠆→やごーとなっている。
「え? 誰?」
麒麟はすっとぼけていた。 記憶にないのかワザとなのか――
「は!? 覚えてないのか俺の事?」
やごーは焦った。
「ごめーん俺、 叔父貴の名前覚えてないわ~」
麒麟が煽り散らかすと、 やごーが「はっ倒すぞ!!テメェー!!」とキレ散らかした。
「まぁ~立ち話もなんだし入りな」
麒麟が会議室に入ると続く様にやごーは入って行った。
「お前ら何でぼーっとしてるの?」
麒麟が扉からひょこっと顔を出し全員にそう聞いた。
「お前のせいだよ!」
青龍がツッコミを入れた。
「とりあえず入って~」
麒麟以外は重い空気で入り、 椅子に座った。
「おいおい! そんな重い空気出すなよ~」
やごーがふざけた態度をとった。 その様子を見たパストが指の関節を鳴らす。
「そうだよ~どうしたお前ら?」
麒麟も便乗してふざけた態度をとった。
「「「「いやお前らのせいだよ!!!」」」」
青龍、 朱雀、 白虎、 アルファがツッコミを入れた。
「竜馬~この後どうする?」
智和が麒麟にそう聞いた。
「あー考える事多すぎて頭が回ってねぇ~」
麒麟は椅子にもたれかかる。
「あ! いい事思いついた! 関雷雨と同盟組むか!」
「はぁ!? 急にそんな事言うな!!」
やごーはアタフタしたがパストが肘打ちでやごーを鎮めた。
「だって叔父貴、 関雷雨のメンバーだろ? だったら話が早いかな~と思って」
「この人創設者ですよ」
アルファがしれっと呟くと麒麟と青龍は唖然とした。
「「え?」」
「”え?”じゃねぇよ!」
「同盟組んでもいいけど条件あるよ」
パストが麒麟に話しかけた。
「条件って?」
「この村の中に関雷雨の拠点を置く事、 次にこの村全域を関雷雨のシマとする、 それと契約金が発生するよ~」
パストが条件を提示すると麒麟は上を向き、 考え事をした。
「いいよ~今のところ条件も飲めそうだし同盟を組みましょうか!」
麒麟はとても楽観的な態度を取った。




