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早死して転生したアラフィフですが、異世界の江戸では人生愉快痛快です』  作者: 藍紫
第六章 異国への旅 準備 しん国編

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42 異国旅の準備 その一

第42話 異国旅の準備その一 投稿致します。

読んで頂けると嬉しいです。

よろしくお願い致します。

「ああ!帰ってきたでありんすね」

大国主命様と大稲荷様に条件付きだが結婚の許しを頂いた翌日、一行は神の道を使い江戸に帰ってきた。


「昨日は、祝い御重で夜遅くまで宴会だったからちょっと疲れたよ。

松江、神様達から、また何か作ってくれって懇願されてたね」


「うん、涙目で必死に頼んでくるから、なんかもう可哀想になっちゃった。私そんなに怖かったかなぁ?」


「うん、わっちはあんな松江は見たことが無かったですよ」


「でもそれで最終的には、上手くまとまったのだから。ありがとう皆」


「皆、疲れたであろう。まずは休んでくれ。湯も準備してある。夜にこれからのことを話そう」

平松の宮様の準備した湯は菊湯だった。


風呂一杯に広がる美しい菊の花とその芳香に癒されていく。

(いい香り……もう9月、重陽(ちょうよう)の節句の時期でありんすね)


重陽の節句は不老長寿や無病息災を願うものだ。

京への旅を終え、これから異国へ向かう、皆への心遣いが嬉しかった。

菊湯で癒された皆は、すぐに眠りについたのだった。


◆


「さて、異国への旅だが……」

その日の夜、皆で集まり平松の宮様から異国の旅について話が始まった。


「まずは今回の異国の旅だが、最終的には英国を目指す。その間に、食糧調達や貿易も兼ねて、しん国、印度、ウスマン帝国、独逸(ドイツ)、伊太利亜、仏国を回る予定じゃ。 

どの国も心達の世界では、清国は漢方や、インドはアーユルヴェーダ、ほかの国々も独自の医療知識もある。また貿易として重要な国も多い」


「英国は、あたし達がいた世界で初めてペニシリンが発見された場所ですね。まだ先の話ですが。」


「さすがお友。薬問屋だけあるな。

心の世界では、ペニシリンを発見する前に、青カビの効能を発見している科学者がいたとされる。イギリスのジョン・ティンダルやフランスのルイ・パスツールだ。

今回、この世界で同様に青カビの効能を発見している科学者を見つけ、源外先生と共にペニシリンの研究をしてもらおうと思っているのだ」


「それは源外先生もお喜びになるでしょう。源外先生は既に英語、独逸(ドイツ)語、蘭国(オランダ)語、仏国語に堪能ですよ。色々な国に興味があって、すぐ覚えてしまわれるのです」


「それはいい。良い通訳にもなろう。

薬の研究といい源外先生は本当に素晴らしい方だ。お会いするのが楽しみだのう……

ところで、旅の準備だが。

友子と源外先生は旅に入り用な薬などを準備してくれ。松江は保存食も含めて食糧の調達を頼む。

また、各自旅慣れている友子に聞きながら支度は1週間ほどで頼むぞ。

その後神々と相談のうえ、天候を見て出発とする」


「分かりました!」

「では、一旦解散じゃ」

ひとまず打ち合わせは解散となった。


夜、四人は同じ部屋で寝ることにした。


「ふふふ……楽しみでありんすねぇ」

「どうしたの?心」

えりがたずねた。


「しん国!あの見事な皇帝や後宮の女性の豪華な刺繍や宝飾の数々!中国のドラマに出ていた衣装の世界に行けるなんて!

印度は言うまでもなくサリーに印度刺繍や宝石!素晴らしいのよ〜 ウスマン帝国は絨毯でしょ〜

ドイツワインもなかなかのものだし、刺繍もいいの。

伊太利亜はベネチアンガラスとレース!

英国と仏国はアールヌーヴォー!

ああ、この世界では一体どうなってるかしら?

編み物や刺繍も凄いでしょ〜

ワインやドレスも素晴らしいしね!それでさ……」

心は興奮して、最近普段も話していた花魁言葉がすっかり消えている。


「う〜ん、心はこうなるわね。ねぇ松江、支度を始めなきゃね」

えりが松江に話しかける。

「うふふ……」

「え?松江?」


「しん国!私の敬愛する孔〇様の地!これは三〇志の原本を手に入れなくては!聖地巡礼は出来るかな?

印度の香辛料達にも高まる〜

ウスマン帝国や伊太利亜の本場の料理!

うわぁ〜どうしよう!」

(しまった!松江もか。さすがに友子は行き慣れてるから……)


「ねぇ、友子。薬を頑張って見つけなきゃいけないわね」

「わ〜い!」

「え?友子?」

「これで心ゆくまで薬づけだぁ。ついでに趣味の各国の毒草採集もしなきゃ。中東でのプラントハントも初めてだ!」


「みんな〜、聞いてよ〜」

……誰も、えりの話など聞いてはいなかった。



……えりが諦めて寝てしまった後、

「前に、『探せ!見つけろ!四人好み、異国旅(えりと理央のウエディングに向けて)』って言ってたでしょ!

それもちゃんとやるから。ウエディングドレスの材料探しとか!」

そう心が呟いた。すると、

「そう、結婚式の料理も!」

「ウエディングブーケや式で飾る花もプラントハントで見つけて。何よりも薬!バッチリ探すよ!」

松江と友子も小声で後に続けた。

(皆がいればきっと叶う!)

心はそう思った。
















































次の投稿は9月14日(月)です


ここまでお読みいただき、本当にありがとうございます。皆様の日々のちょっとした楽しみに。

そして心がふわっと軽くなって頂けば嬉しいです。


四人と使役達のこれからが気になる!面白い!と少しでも思って頂けたら、スター(☆☆☆☆☆)やブックマークで応援して頂けるとありがたいです。


皆様の応援が、作品作りのものすごいモチベーションになります。これからもよろしくお願い致します。

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