番外編② 絆を深める
番外編②です…読んで頂けたら嬉しいです。
新章に入る為、3日ほどお休み頂きます。
今後ともよろしくお願い致します。
「きゃ〜っ!」「るる〜」「あいちゃん〜!」
「皆様! ありがとうございました!」
「わ〜」「良かったですぞ〜」
沢山の声援に二人の老人がいる。チェックのシャツにバンダナとちょっと前のオタクタイプのファッション。変装した平松の宮と遠衛信広だった。
「宮様、あのここは何ですか?」
「信ちゃん、ここはメイドカフェという楽園じゃ。我慢していたが、来てみればやはり素晴らしき場所であった」
「かたじけない。こちらの世界では、宮ちゃんでしたね。それにしても、先ほど行った国立図書館という所は、蔵書の数、種類といい、他に類をみないものでした。またこの世界は建物と言い、電車という乗り物の便利な事!空を飛ぶ飛行機なるものも…
あの四人、このような所から転生していたとは……」
「まあまあ、その話は置いといてね。あ、きたきた」
メイドのあいちゃんがオムレツを持ってきた。
「あ! 宮爺! また来てくれたの?」
「あいちゅわ〜ん! 爺また会いに来ちゃった!
後でチェキ撮ってね」
「うん! じゃあオムレツに愛を込めて!」
「萌え萌えきゅ〜ん」 「爺も! きゅ〜ん」
「え! ええ〜っ!なんですか?」
(あい殿、笑顔も素晴らしくなんと可愛いらしい!
ここは極楽浄土か?宮様こんな所をご存知とは!
恐るべし。よし私も、まけずチェキとやらを…)
「あ! 信ちゃんもオムレツ来たよ〜」
「せ〜の!萌え萌え……」
すっかり、宮様との絆を深めた信ちゃんであった。
◆
帝と玉川宮がこっそり宮中の奥の部屋で話している。
「今回の事、ご苦労であった宮」
「いいえ、私は何も。あの四人と使役のお陰です。
特に孔という者は素晴らしき働きでした。
『信広様の政治的手腕と策略は、今後武家とのやりとりに必須。味方にするのが善策である』
というので、今回の対応になったのですよ。」
「そうか。平松の宮も結束を強めようと、四人のいた異世界へ信広を招待しているようだ。御神託もあってな。」
「そうでしたか…… して、今回のものは?」
「ふふふ、今回も良きよ! 杉キュン」
「
あ!これは…前回の続きですね、兄上様」
「ダメダメ、今は蒼ちゃん呼びで!」
「おっとそうでした。蒼ちゃん。我らは漫画沼にはまった同士。何よりも固い絆で結ばれているのですから」
「うむ。こうして心を開いて話す仲になれたのは、漫画のお陰であるなぁ」
「はい。私が転生物、蒼ちゃんは日常系とオールジャンル。どれも奥深き沼です。恐ろしい」
「一度あちらの世界に行き、直接買ってみたいのう。満喫やコミケもな!神々のお許しは中々出ないけど。
僕、帝だし。忙しいし」
「それな!マジ今回の遠衛様は羨ましい……」
「激しく同意。」
「あ、今回の『ガチキャン』だけどね。ハードなキャンプをまたやるのだよ……」
「ふんふん……」
帝に漫画を渡して、まだ帰っていなかった宮爺、またしてもそっと覗いて驚愕する。
「そうか、玉川宮も……マジ卍」
何かとちょっと古いオタクファッションと言葉の宮爺だった。
好きで深まる熱い絆。




