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早死にして転生したアラフィフですが異世界の江戸では人生愉快痛快です!  作者: 藍紫


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番外編 長襦袢、夜露死苦!


私が着々とえり姫の衣装を作っている時、勿論心だけではなくその道のスペシャリストが、一同に集まっていた。


着物問屋の旦那、着物をものすごいスピードで縫うお針子さん。



刺繍をさせたら、誰にも負けない細やかさで仕上げる職人……皆その道のプロである。


そしてある意味私と同じ、オタク職人気質の者ばかりの集団。


職人達は心に合ってすぐ、心花魁も自分達の仲間だと通じ合ったのだ。


「心ちゃん、この生地とこの生地を合わせるんだね。分かるよグラデーションがたまんないねぇ〜」


「心ちゃんこの刺繍はどうだい?これなら理央様も納得だろ?」


そうやってえり姫のお披露目の衣装は、心と共に何度も納得いかずやり直した末、ようやく出来上がったのだ。


仕上がった時は、皆クタクタ。


だけど、仕上げに長襦袢と半襟を縫い合わせていた時、私はうっかり思い出した事を口にしてしまったのだ。


「特攻服っていう、文字を刺繍した服があってさ。

長襦袢にもやったら似合うかもね」


ギロリ。徹夜ハイになっていた職人軍団が一斉に私をみた。


「どんな物なんだい?それは」


「何?字を刺繍すんのかい?」


「へぇ!当て字で言葉をねぇ……」


そして職人軍団が一斉に言った。


「……で、何の言葉をいれるかい?」


ひ〜っ!駄目だこの人達とことんオタクだぁ〜 

同じ輩だぁ……


「ふふふっ!腕が鳴るねぇ!」

「わぁ!止まんないや!楽しい〜」

「心ちゃん!次は何の当て字で縫うのかい?」

職人軍団の目は血走り、アドレナリンが出まくっている。


こうしてえり姫の特攻服、いや長襦袢が完成したのであった。


縫い終わった職人軍団は叫んだ。


「我ら職人軍団!夜露死苦!」




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