第74話
ズドーン!ドカン!ボッ!
・・・飛行機が燃えました。
「な、なんですの?!なぜあんなことが!」
「わからない。ワタシは船内で少し火薬の匂いがした気がして・・・。念のため、と思ったのだが・・・」
私たち、あれに乗ってたら今頃炎に巻かれて・・・。2度目の死を迎えることになってたんだろうな。
「ありがとう、マニフィークさん。おかげで命拾いしたよ」
炎の上がる機体を見つめながら、マニフィークさんにお礼を伝える。マニフィークさんは謙虚に
「いえ。護衛として当然のことをしたまでです!・・・それよりどうやってルナポリスに帰りましょうか」
と言ってくれた。でも、こんないろいろなことに巻き込む皇女の護衛についてくれるんだもの、感謝しないと。
「・・・皇帝に連絡しますか」
キリグの提案にアドラーティオ様が青ざめる。
「絶対嫌ですわ!お父様も来るに決まってるでしょう!あの!お父様が!ですのよ?!ないですわね!」
「でも、お父様《皇帝》がきたら早く帰れるんじゃないかな。確かにめんどくさそうではあるけど」
「一旦、宿に戻りますか」
キリグはもう一機、飛行船の手配を頼んで、私たちは宿へ戻ることになった。
え?もう一つあった飛行船に乗ればいいでしょって?いや私もそう思って聞いてみたんだけど、爆発の影響は受けてないけど、学園都市行きの学生たちの飛行船らしくて。流石に行き先を変えろ!なんて言いたくないからね・・・。




