↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
70/84

第68話 偶然

埃の積もった床が視界の半分を覆った。

若奥様の死を旦那様に報告する。


「・・・そうか。死んだのだな」


「はっ!腹部を刺されているのを遠目に、ですが確認いたしました!」


「ならば、それでいい。生きていたとしても、罪人の言葉を簡単に信じるほどオツムの弱い奴らではないだろう。此処が特定されることはない」


「では・・・私はどうすれば・・・」


新たな任務があるのか。ないのであれば・・・。いや、あったとしても。


「エンポリオに行け。皇女とその側近がお忍びで旅行をなさっているそうだ。帰りの航空機を爆破する」


っ!


「かしこまりました。・・・では、行ってまいります」


「ああ」


旦那様とは目を合わせぬよう、部屋を退室した。・・・結局同じだ。この建物は何処でも埃まみれ。美しくされることもなければ、その本来の姿を表すこともない。まるで、私のようだ。


・・・旦那様の策は果たして成功するのだろうか。皇帝陛下は何かとうまく切り抜けている。そう、いつも、最後の最後で。偶然と呼ぶには不自然なくらいだ。


まるで・・・私達が監視されているような錯覚すら感じる。


そんなことはありえてはならない。私達は私は家族を見つけ出さなければいけないのだから・・・。

明日から21:00の投稿とさせていただきます。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。