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第63話 一騎当十の戦力
「な、何事ですか?!」
「取り乱すな、エポック!三名確認しに行け!」
すぐに指示を飛ばすジェネラレッシモ。
「はっ!」
さっと適切に行動する隊員たち。日々の弛まぬ努力があってのことだろう。
「たった3人で大丈夫ですか?」
飛び出していった3人の背中を見送りながらそっと尋ねるエポック。
「大丈夫に決まっているだろう!俺には劣るが小数精鋭の隠密部隊のなかでも特に優秀な者たちばかりだ。一騎当千まではいかぬだろうが一騎当十はあるであろうな」
「そうですか。私など簡単に殺されそうですね」
「隠密部隊の末端でもお前は簡単に殺せると思うぞ」
冗談ではなく本気なのだろう。声が恐ろしく真剣だった。
「・・・そ、そうですか」
そんな二人の会話など気にせず一行は進み続けた。
ゆらゆらと揺れるランプの炎は今にも消えそうなくらいに小さくなっている。まるでリュクシュール「公爵家」の寿命を表しているかのように。




