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第57話 キリグ、モテモテ?

ササッと着替えて部屋から出るとなんかキリグが女子に囲まれてた。なんで?


「さっきはなんで女装してたの?」


「え?いや・・・」


「てか近くで見るとかっこいいじゃん!」


「いや、そんなことは・・・。それより離れて・・・」


これはハーレム状態を楽しんでますね〜。あかん、口角がニヨニヨする。


「キリグ様のお顔、そんなに麗しいかしら?かなり平凡ではないこと?」


「いや、しかし平民目線で見ると良い部類に入るのだろう。顔立ちが美しいものは族に召されたりすることが多いから。貴族社会ではたしかに平凡だが」


いや、普通に貶してるね?2人ともさり気なくキリグのこと貶してるよ?


「でも、見て!あそこにいる赤い髪の人のほうが素敵じゃない?」


「おや、ワタシのことかな?残念ながらワタシは女だ。それと、ワタシたちの友人をそろそろ解放してくれないかい?今から昼食に向かうのだ」


いつも通り男装をしているマニフィークさんは女子への破壊力が高いみたい。さり気なく貶したキリグをさり気なく助けてあげるのも格好いい!


「わ、私たちもご一緒させて頂いても・・・」


おずおずと申し出る可愛い女の子たちに困った顔をするマニフィークさんの代わりに


「あら、ごめんなさい。貴女達のお名前を伺ってもよろしくて?身分も出生も何もわからない人物をかぐや様に近づけるわけにはまいりませんの。お暇していただけて?」


・・・私がたこ焼き屋のおじちゃんと仲良く(?)するのはよくてこれはだめなんだ。


ていうか、周りの殺気に満ちた視線を受けてよくそんなこと言えるよね、アドラーティオ様。


「あなたは関係ないでしょ?!それともこの男の子のカノジョとでも言いたいの?」


「まさか。とんでもございませんわ。キリグ様単体であれば問題はございませんの」


「なら・・・!」


問題ないだろうと言いたい少女の言葉に被せてアドラーティオ様は続けた。

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