第47話 キリグ視点〜コスプレ(させるのが)好きなかぐや様〜
「さあ、ビンゴになった方はいませんか?・・・5人!5人がビンゴとなりました!前に出てきてください!」
「ああ、景品が・・・景品が取られてゆく・・・」
「マズイ、早めにビンゴとならなければ刀が取られてしまう・・・!」
目をぐわっとひらいて司会者を見つめる変な人ともともと変で更に変になった人。いや、男装するマニフィークさんも大概変だがアニメに全力をかける皇女も十分変人だな。
訂正しよう。
二人の変人が本気の表情で司会者を見つめるという奇行を行っている。だれか!僕をこの異質な空間から助けてくれ!
「景品を選んだ方は舞台からさっさと降りてください。次に行きます!次は・・・27です!」
「わたくしもリーチになりましたわ!ご覧くださいませ、かぐや様!」
「・・・うん、いいね。私は4リーチになっちゃった・・・」
「次はきっと当たりますわ!このわたくしが念じて必ず73をだしてみせますので!」
そんなことできるわけない。そんな奇跡が起きるわけ・・・。
「どんどんガラガラしていきますよー!・・・次は73です!」
あった。
「きたー!ビンゴー!」
「ビンゴがでました!前に来てください!」
「うふふん!」
なんとも楽しそうにスキップしながら舞台に上がっていく。
「お好きな景品をどうぞ!」
「こ、これは!」
チラチラと僕を見てくるかぐやを見て僕はとてつもなく嫌な予感がした。なんだ?
おりてきたかぐやはもらったものを背中に隠していて見えない。それに・・・何かを企んでいる顔をしている!これは危険だと僕の本能が告げているぞ!
「・・・何を企んでいるんだ?」
「企むなんて人聞きの悪い!・・・ちょっと後ろを向いてもらえますか〜?キリグくん」
「・・・」
「スチャ。うん!やっぱり・・・似合・・・ぷぷ」
自分で効果音つけで楽しそう・・・。じゃなくて!
「頭に何つけたんだよ!」
「似合・・・はぁ、似合ってるから旅行中そのままで!ほんとに最高!あははははは!か、過呼吸で死にそう」
最悪だ。かぐやは笑い転げているしマニフィークさんも、アドラーティオさんも笑っている。周りの人もくすくすしてるんだが・・・。
どうにかアナッサ様にしてもらえないのだろうか?
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