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第38話 ME・GA・NE!

一夜明けて今日は観光だー!


「今日は視察だからな?観光じゃないぞ!」


「はーい!わかってるよ!あっ、痛バ(痛いバッグ 推しの缶バッチなどが大量についているライブなどに持っていくようなもの)用意しなきゃ!」


「絶対わかってない・・・」


昨日に続いて特大のため息を付くキリグに背を向けて急いで部屋に戻る。今日は観光!屋台でアニメ飯を食べる日!私がそう決めた。


「・・・あら、もう朝ですの?〜」


私の部屋で女子会をした結果みんなで私の部屋に泊まることになった。ベッドは一つだけどお布団とかがあったからそれを使ってね?


「ごめんなさい、起こしちゃった?」


「いえいえ、かぐや様の麗しいお声で目覚めることができるなんて・・・。身に余る光栄ですわ!」


相変わらずの狂信者ぶりだね・・・。

・・・ちょっとまてよ?私が知っているアニメの主人公って結構狂信者な部下と仲間を持ってたよね?私もしかして今主人公ポジ?


「サイコーじゃん・・・」


「どうかなさいましたか?」


「いや・・・なんでも・・・」


主人公ポジなら主人公ポジでもっと威厳があるようにしてみたいかも・・・。どうしたらいいかな?


でもさ、ここで仲間に聞いちゃったら恥ずかしいし・・・。お父様みたいな威厳・・・はいらないな。あんなTPOによってはなくなる威厳なんて。お母様と渚さんみたいに堂々とした威厳がほしいよ!


「難しいお顔で考えていらっしゃるかぐや様も尊いですわ!」


「おや、アドラーティオ君、やっと起きたのかい?」


「ええ、マニフィーク様はなにをなさっていたのですか?」


「剣の鍛錬だよ。いつどこでもかぐや様をお守りするためだ」


本人無視して話さないでー!忠誠心?がすごい人がもう一人いたよ!私の周りってこういう人ばかり?!・・・普通にいいじゃん。まわりが的だらけよりも。でもイエスマンだけだとね?世界が面白くなくなっちゃうよ。


「かぐや様、今日の予定を聞いてもよろしいでしょうか」


「屋台とかを見て回ったり、グッズ買ったり。建前上、視察とかもしなきゃいけないからそれも」


「数日はそのような感じではありませんの?」


「うん!でも最後の前の日はみんなでお洋服を買いに行こうかなって」


今の流行とかも把握しておきたいし「スタジオ・オマージュ」のおそろいの服も作りたい。


まあ、今は私、キリグ、クエルポさん、オッキオさん、カベジェーラさん、アトゥエンドさん、アドラーティオ様、マニフィークさんだけだけど。・・・8人もいるのかー。思ったより増えたな。


「わたくしがかぐや様の服を見繕いますわ!任せてくださいませ!」


「え?私、服いらな・・・」


「アドラーティオ君の目は確かですよ。安心してください」


安心できるかー!私の服はいらないの!もう!


「おい、お嬢様方まだか?」


ドアの向こうからキリグの声が届く。


「もう少し、お待ちくださいませ!女の子は大変ですのよ!」


「ちょっと待ってて!いま準備してるから!」


ホントにせっかちだな。アニメグッズっていくらくらいするかな?あんまり高くないといいけど。前世の私は一生金欠病だった。貯金しよう!と決意してもすぐに推しグッズがでてそのループ。


そう、推しを愛しすぎたゆえの負の連鎖なのである!




結局、街に出かけることになったのは20分後だった。そして・・・


「わわ、見て!まおはんのお人形だ!かわいい〜」


「推しを愛でるかぐや様もまた素敵ですわ!」


「ちょ、ちょっと見てくれ、様々な戦い方をして魔王を倒す名も無き勇者の剣じゃないか!」


「へー、クッコロさんのアニメの勇者の剣ですか。こんなふうに反りがあるんですね。初めて知りました」


どれどれ?って日本刀じゃないですか!なんでここに日本刀?


「まあ、ここにME・GA・NE!という商品がありますわ!何に使うんですの?」


へ?ME・GA・NE!?メガネ?ままさかね?


「おやおや、お嬢ちゃんはお金持ちのお嬢様かい?最近市井で人気がでてきた商品でね、物が大きく見えるようになるんだよ」


THE・ME・GA・NE!じゃない!なんでここにメガネ?


「まるで手品ですわね!」


そこで魔法という言葉は出てこないの?!まさか、魔法じたい・・・。そんなことはない、キリグには通じたもん!


「これがメガネ・・・。父さんはもう流通させることに成功したのか。さすがだな」


そういえば、渚さんにメガネの説明をしてもらってたけっけ。トリスタン公爵、単なるサボり魔ではなかったのか・・・。


「目は十分にいいからな。眩しさから目を守るものはないのか?」


隣でME・GA・NE!を見ながらボソッとマニフィークさんがつぶやく。


「それだったらサングラスを作ってもらったら?」


「サングラス、ですか?」


「このME・GA・NE!の中のレンズに色がついてるの。それが明るさを遮ってくれるんだよ!」


何に使うかはしらないけど明るさを遮るために、メガネがある今サングラスを作らない手はない!


結果、SAN・ME・GA・NE!が流通することになったのであった。


いや、なんでサンメガネ?サングラスって言ったんだけど・・・。

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