第35話 レッツ旅行!
「旅行ですわ!」
「楽しみだな!」
「推し活するぞ!」
「くれぐれも、くれぐれも、大事にはしないように。今回は宇宙の旅で行きます。搭乗場所はルナポリスのでたところです。そこまで馬車で行きます」
ば、馬車?!は初めて乗るよ・・・?
「な、なにこれ?ねえ、キリグ、なんで車があるの?!」
「クルマ?なんだそれは。馬車だ」
「馬は?」
「ほらここに絵が書いてあるだろう?」
それは馬車とは言わないよ!期待した私が情けない!乗り込みながら心の中で絶叫していると・・・
「今日は箒、ですの?それとも天馬?蝶も美しいですわね」
「ワタシは雷虎か雷鳥がいいぞ」
「今回は白鳥です」
は?なんの話?箒?天馬?蝶?雷虎?雷鳥?白鳥?
全く意味がわからない。でも天馬とか絶対アニメ映えする!箒は・・・なんかあったね。箒に乗って空をビュンビュン飛び回る映画。あれはかっこよかった!でもご令嬢がね?それはあんまり・・・。
「かぐや様はなにがよろしくて?」
「(アニメ映えしそうだから)天馬かな?」
「だそうですわ!キリグ様、今から替えるべきではなくて?」
なぜか胸を張ってキリグに威張る。よくわからない。
「お前・・・余計なことを・・・!」
怨みがましい目で見られても・・・。なにがいい?って聞かれたから答えたのに。
「つきましたよ」
「あら、結局白鳥のままですのね」
「美しくはあるが弱そうだ」
?これが、白鳥。
「ただの飛行機じゃん!」
「ヒコウキ?なんだ?美味しそうな名前だ」
「ちょっとどこに白鳥要素があるの?!」
「ここに描いてあるだろう!」
はあ、期待した私が馬鹿だった。もういいよ。これ渚さんの影響かな?なんでこんなに現代的なものがあるんだろう?
行くまえなのに疲れた。
「わたくし思うことがあるのですけれど・・・」
飛行機「白鳥」号が出発してからアドラーティオ様が口を開く。
「声優ガッコウだけではなくスタジオ・オマージュのスタジオもエンポリオに作ればよろしいのではなくて?資金は我がドロワシオンが出しますわよ?」
「確かに!映画館みたいなのないのかなって思ってたし!」
「また大変なことになったぞ・・・。まだエンポリオにもついていないのに・・・。どれだえ僕の胃を痛めれば気がすむんだ!」
別にキリグの胃を痛めたいわけじゃないもん!だから私は悪くない!
「窓の外をたまえ!エンポリオだ!素晴らしい出迎えだな!」
「まあ!かぐや様にふさわしい出迎えですわ!」
なんだ?
『皇女かぐや様、ようこそいらっしゃいました!』
「ふえ?」
なに、なになになに?あの垂れ幕はなに?なんですか?!ちょっと怖いよ!なにがあったの?!
豪華な垂れ幕でお出迎え。手をまわしたのはもちろん皇帝!




