7話 作戦会議
画面の端にあるデジタル時計が22:00をさしている。
これはこの体の機能を調べてたときに見つけて表示させたデジタル時計
見つけたときは23:00だったから23時間も考えてたわけだ
ひとまず一区切りついた
トラックに轢かれてから、ここまで怒涛の展開の押し付けだったから、考える時間が落ち着く
ふーぅ、よし!復習するか
いつまでもこうして考えてるわけにもいかないしな!
これからすべきことは単純明快、電力の確保だ!!
まず今の総電力量は微妙に減っているがほぼ変わってない
発電量で+20W
脳の生体維持で-20W
ちなみに、動作電力をなくすために死体のように床に倒れているぞ
周りから見るとオフィスに裸の人間が寝ている
非常にまずいというか変な絵面だ
さらにちなむと、あのAI――
CAEDESは今切ってある
付けとくだけで毎秒100W近く消費するからな
だから今は発電と生命維持でほぼ相殺されている
じゃあなぜ少し減っているかというと、情報の閲覧などで演算ユニット――
つまり体内コンピュータを動かしたからだ
しかたのない消費だが、寿命がじわじわ減っていくのを見るのは気分がいいものじゃない
ということで、じゃあその寿命を増やす――つまり電力を増やすのはどうするか?
ということになる
これは気乗りしないけど、やはりあの獣、ゼノベルアから奪うしかない
なぜそうするしかないかというと
1,ここはルイーナという大規模な廃ビル群の地下で食料がなく食事による発電が現実的でない。
2,脳以外すべてが機械のサイボーグは消費電力が多すぎるから、ハイリターンでないといけない。
3,ゼノベルアからは成長度によるが圧倒的なエネルギー量を吸収できる。
という訳だ
正確にはゼノベルアからというより、ゼノベルアの胸にある紫色の結晶からだが
その結晶には多くのエネルギー――
結晶エネルギーが秘められていてるらしい
だから結晶エネルギーのことを聞いたときゼノベルアからの入手を勧めてきたんだな
ゼノベルアの討伐に気を取られて流してた
CAEDESの言ってることはしっかり聞くとしよう
話がそれたな、
結局、結論はゼノベルアを狩ろうということだ
シンプルで実にいいだろ
どうやって倒すかはCAEDESに聞こう
というか、いろいろ見て思ったんだが、この世界わたしの知ってる世界じゃないよな!?
全身サイボーグ
黒い獣
結晶エネルギー
広大な廃ビル群
どうやったら交通事故からこんなことになるんだ?(困惑)
もしかして、転生ってやつなのか?
というかそうとしか考えられない
まあまだ、全部の情報を見たわけじゃないし、落ち浮いたらもう一度考えよう
生命維持ができるようにならなきゃ意味がないからな
そろそろ動き始めるか
わたしだけでできることはとりあえずやった
「CAEDES起動」
虚空に告げた声が部屋全体に響き渡る。




