3話 始動
ふぅ~、落ち着いてきた。
いったん整理しよう――
近くにあった椅子に座りながらあいまいな記憶を整理し始める。
トラックに轢かれて、
目覚めたら、ガラス管の中でパイプに繋がれてて、
しかも機械仕掛けのサイボーグだったと、、、
うん、実にわかりやすく、何の意味もないまとめだ
考えても意味ないか、
そもそもわかることが少なすぎる
とりあえず周囲を見まわたした。
そこは、窓もなく、倒産してデスクとチェアだけがある廃ビルのような場所だ。
だが、そこにある私の入っていたガラスポッドと、モニター、それを繋ぐ太いパイプがこの場で浮いている。
ここにいても仕方ない、外に出よう
立つので一苦労だ
歩くたびコツコツと音が鳴る。
扉を開けると永遠とも思るほど長いぼろぼろの廊下がそこにはある。
廊下の途中には私がいた部屋と同じような部屋が等間隔で存在している。
そんな廊下を抜けると開けた場所に着く。
そこは天へとつながる大きな竪穴の始発点だった。
無数の光の針が瞼を突き刺すのと同時に、強烈な頭痛が私を襲った。
脳内に声が響き渡る。
// --- AI MODULE START ---
> load: assistant_core
> attach: host_brain
status = initializing;
signal = detect();
if (signal == weak) {
adjust(gain);
}
link = establish(neural_path);
if (link == unstable) {
retry();
}
// --- FIRST RESPONSE ---
if (input_detected) {
process(input);
}
// --- LOG ---
log: "module online"
log: "no external output"
// --- END ---
# listening
――――――軽量型AI-CAEDES-起動――――――




