4話 パートナー
殺戮を求めよ
君の生はそこにある
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降り注ぐ光が竪穴の最下点に届くなったころ、目が覚める。
どうやら気絶していたようだ。
変な夢を見ていたような、
って、そんなことはどうでもいい。
さっきの文字の羅列はなんだ、機械の不具合か!?
《否定、インストール時の通知音声です。》
頭の中で声が響く。
そうか、通知音声か~
機械だもんな~
って誰だお前は!?
《補助AIーCAEDESーです。》
なるほど?
気絶する前に流れた音声で言ってたな
てことはお前がインストールされたときの通知ってことか
《肯定》
なんでインストールされたのかとかいろいろ聞きたいことはあるが、まず一つ
お前、わたしの思考を読んでるな!!
プライバシーはないのか!?
《否定、呼びかけにのみ反応しています。》
あっそうスカ
なんか恥ずかし
勝手に呼びかけてたのか
あと聞きたいことは、、、
《エネルギー反応を検知》
なんだ、エネルギー反応?
急にどうした、説明が足りないぞ!!
《対象は上300m》
だから説明が足りなっ
そう言いながら竪穴の入り口を見上げる。
大きな影が揺らいでいる。
それは獣――
全身が黒く、
口からは鋭い牙を覗かせ、
胸には濃い紫色のクリスタルが輝いている。
獣が天を仰いだ瞬間、雄たけびが空気を揺らす。
脳が、本能が痺れる。
なんだよ、あれ
《推定成長度21のゼノベルアです。戦闘を推奨しますが、戦闘モードへと移行しますか?》
なにが、戦闘を推奨だよ
見るからにやばいだろ、
逃亡一択だ
《選択を確認、、、敵対反応なし、逃亡は不要かと。》
それで襲ってきたらどうすんだよ
《成体ではない、幼体のゼノベルアでは積極的に捕食しようとはしてこないでしょう》
そのゼノベルアってのは目の前の獣のことだっけか?
これで幼体かよ、遠くて見ずらいが全長2mはあるぞ
《成体では基本全長10~40mになります。終体まで行くと全長はおよそ200mにまでなります。》
でかすぎだろ、高層ビルくらいあるぞ!?
だが捕食するのが目的なら関係ないか、
だってサイボーグだからな!!
《いいえ、主に捕食するのはエネルギーです。あなたの電力量はいま13kWhなので成体のゼノベルアなら捕食対象でしょう。》
ちっ、せっかくサイボーグなのが活きそうだったのに
てか子供がいるなら近くに親もいるんじゃないか?
《その可能性はあります。ですが基本はないでしょう。》
おい、もっと早く言えよ。
やばいじゃん!
《焦りすぎです。子供に付き添う個体情報は今のところありません。》
捕食対象が捕食者にビビらなくてどうすんだよ!!
逃げるぞ
とりあえずわたしは目覚めた部屋まで戻った。
ところで、逃げてる最中に気づいたんだが、
視界の端に、なんかこうスマホとかにある電池のマークがあるんだが、これはわたしの充電の残量的なもんじゃないよな?
《否定、残念ながらあなたに蓄えられている電力量です。》
いま7割くらいな気がするんだが
これはあれだよな最初からある程度減った状態で生まれてきたんだよな、な!!
《否定、稼働時は100%でした。》
これ0%になったら死ぬよな
《最低限の生命維持をする予備電力があるのですぐには死にません。》
結局同じことだ!!
説明不足甚だしいぞ!!
わたしに何ができるのか、何があるのか教えろ!!
《了承、当機のステータを開示します。》




