主人が消えた日
そんな生活を送っていたある時だった・・・
私は、会社での午前の仕事が終わり、昼休みに入った。
ロッカーから携帯を出しメールをチェックする。
メールではなく、電話が2件入っていた。
主人の会社の上司と主人の父親から。
主人の会社の上司に電話をかけなおした。
「すみません。電話にでれず。どうかしましたか?」
「ご主人、出勤しておりません。何処にいるか分かりますか?」
「えっ・・・・・」
「今朝のご主人はどんな様子でしたか?」
「実は、私が精神病を抱えておりまして・・・朝も主人に迷惑を
かけました。でも、私より先に出勤しましたので会社を遅刻しない時間には
出て行ったと思います」
「そうですか・・・奥さん大丈夫ですか?」
「はい・・・すみません。今から主人を探しますので分かり次第連絡します。」
「お願いします」
上司の方とは10分ほどの電話だったと思うが・・・そんな会話をし
次に、主人の父親に電話をしようと携帯の画面を開く・・・
主人の父親からは、留守電が入っていた。
その留守電は、私宛にでは無く主人に宛てた内容であった。
私の電話番号と主人の電話番号を間違えたらしい。
自分の息子を怒る内容であった。私は、主人の両親には病気の話は
一言も話していなかった。
主人の両親には、自分がこんな状態であることを知られたくなかった。
可愛い嫁でいたかったのだ。
私は、2件の電話内容を把握しすぐに主人の実家へと向かった。




